ラジオNIKKEI、ポッドキャスト
「週間 日経トレンディ」
主にポッドキャストで聞いています。
情報の質や量はさすが日経トレンディの編集者が出演しているだけに
クオリティは高いのですが「目で見て読む事を前提とした原稿をトーク原稿に変換するテクニックが足りない」印象があります。
通常目で見て読む原稿は、理解出来なければ何度か遡って読み返す事で理解されます。理解出来なくて、少し前まで戻って読んで、ああ!なるほど!って言う経験は皆さんにもあるかと思います。
ラジオなどの音声メディアでは同じ効果を生む為に色々な方法があります。
「アテンションをつける」「メリハリをつける」「ゆっくり読む」「繰り返す」「まとめる」などの方法です。
これで、情報を理解して貰いやすくします。
アテンションとは、小見出しの事。
これから何を話すかをトーク前にタイトルコール的に発します。
例えば「今日のテーマは⚪︎⚪︎」みたいな事。
番組タイトルが大見出しなら、コーナータイトルは中見出し、
そのコーナー内のテーマが小見出しになります。
この番組はこの小見出しが伝わって来ない印象があります。
そして、読み方にも工夫が必要です。
重要なワードやポイントはメリハリを付けて立てて読む。
またはそこだけ強調してゆっくり読む。
塾の講師の話法にも見られる方法ですね!
情報番組はつい流暢に読むことに集中してこれを忘れ気味。
この番組にもよく見られる現象です。
雑誌など目で見て読む原稿は大中小の見出しが常に見えていますが、
トーク番組ではそれが見えません。
話が長くなった場合には「今⚪︎⚪︎について話している」という事を挟む。
または、今までに話した内容を要約して、情報を整理する事が必要になります。
この番組はここら辺の基本的な読む原稿と話す原稿の変換が出来ていない。
つまり、頭に入って来にくい構成原稿になっている印象があります。
出演者の変更前からこの傾向がありましたが、
出演者が変わってからは、構成担当でもあるアシスタント役のトークスキルがあまり高く無い為に益々聞きにくい印象があります。
これはあくまで好みの範疇ですが、
副編集長が商品に対して「この子は…」とか言うのもちょっと待ってくれよ〜
な感じです(笑)