一区切りの年末です。


あわただしい日々が続いております。


うれしい限りです。


自分のお店の自分のお料理を食べに来てくれる人が

こんなにたくさんいるなんて。


社会で必要とされている感じがします。


料理人とはそんな感情だけで生きていく生物なんですね。


ほんと、実感しています。


料理人以外の仕事を選択したことがない国松には

「以外」がわかりません。


知らないのはいけないことだから

知っとくのもいいかもしれません。


以前、とある会社の役員なるものをやっていた時期が10数年ありましたが、

レストラン業務とは言え


スーツを着て、各店舗を指導し

PC持って、数字とにらめっこ。


いつしか心がどっかに行っちゃって

左手のフライパンで出来たタコも薄れ

軟な手とエレクトリックな心が出来はじめました。


社長の思惑と現場の願いとの間で

理想と現実の狭間で葛藤していました。

そんな事を10数年間続けていたら

ふと、頭を一つの疑問が通り過ぎました。


「俺は何のために修行して、何のために親方に命を救ってもらったのか。。。」

厨房に立つときがありました。


自分の居場所を再確認しました。


やはり、自分で料理を作り続けて

初めて料理人なんだと。


この為に自分は生かされていると。

だから、きっとどんな形であれ


料理は作っていると思います。

これが無くなったら、くにまつの意味がありません。


だから、自分の思う一番良い料理をご提供していきます。


誰も騙すことなく、嘘つかず、自信たっぷりに。


そのためならば手間暇惜しまず

この体と感性と知恵を使えます。


今年のクリスマスはコック人生をかけた日になりそうです。


ラディーチェ愛好家の皆様。


今年のクリスマスは外せませんよ。


byくにまつ
野菜そのものがおいしいのは農家さんのおかげ。

そして、それらを届けてくれる人たちのおかげ。


料理人なんてのは、与えられた食材の一番良い所を最大限に引き出してあげること。

そして、それらを組み合わせたり、足したり引いたり。

切ったり、煮たり、焼いたり、あげたり。


特に群馬はおいしい野菜がたくさんあります。


銀座で働いていたころよく言われました。

「群馬は野菜がうまいから良いよなぁ」って。


築地に行っても群馬野菜はたくさん出回っておりました。


もちろん今ほど種類は多くはないですけど。



野菜料理がおいしいとお褒めいただくのは光栄です。


そこには人の想いがありますから。


でも、野菜がおいしい、は農家さんのおかげです。m(__)m

寒いし暑いしの日々を過ごしていますね。

どうなんでしょう?


え?なにが??


あのですね・・・


日本中を飛び回る人気店のシェフ。


日本で何番目のシェフ。


おしゃべりが仕事になってしまってる人気シェフ。


それに群がるレストランオーナーたち。



あのですね。。。



いつちゃんと作るんですか?


2日に一回で良いんですか?

3日に1回でいいんですか?


っていうか、ちゃんと作れるんですか?


その人気シェフが出かけている間にも

本当にその人気シェフのお料理を味わいたくて

わざわざ東北まで出かけている人だって

いるわけしょ?

で、お店に行っても居ないんでしょ?

で、2番さんや3番さんが作ってるんでしょ?


あなただからあなたのお料理が正しく評価されたんでしょ?

そして有名になったんですよね。。。



自分の厨房の雰囲気というか

匂いというか

光加減というか


そういうのって大事じゃないのかなぁ?

毎日厨房にいるから体に染みついている感覚。



人それぞれ色々な考え方があるから仕方がないけど


あなたのお料理はあなたしか作れないと僕は思うのです。

僕のお料理も僕しか作れないように。


有名店の名前だけ使って、恥ずかしげもなく居られる人もいるしね。


有名店の名前だけちょっと借りるって・・・



そのお店のシェフは悲しくないのかな?

僕なら、料理人やめるなぁ。


人のふんどしで相撲を取るんですよね。



駄目でも、良くても、


自分の料理は自分のものだと思っていたいです、



byくにまつ

食育です。


食べることで、育つんです。


赤ちゃんが生まれて、お母さんの母乳だけで
あんなに大きく育つんです。


それが一番の食育でしょう。


そして、固形物を口にするようになってから

色々な、
余計な物を体に入れていくのでしょう。


お母さんの作るご飯や

おばあちゃんの作るおかずや

おじいちゃんの買ってくるお惣菜や

時には落ちてるごみやおもちゃやあんな物こんなものを口に入れます。



大人になると、思い出すのです。

おふくろの味。


そして、結婚すると奥さんの作るご飯とおふくろの味を

なんとなく比較しちゃったりして ^_^


くにまつのおふくろの味は、

サッポロ一番みそラーメンです。


どうやら料理が苦手だったのか、めんどくさかったのか

詳細は不明ですが、

おふくろに作ってもらうインスタントラーメンは

中学生の僕にはとっても美味しく感じたことを思い出します。


家庭の味というと、親父さんの作る鶏肉の蒸し焼きです

あの味は、今でもはっきり覚えています。


今となってはその記憶をもとに 自分で作ったりしています。


どうやら、おふくろさんより親父さんの方が料理は得意だったようです。


後は何と言っても、桐生で一流と思い込んでいた

鮨屋の恒さん。


幼稚園の頃から、毎月行くと必ずカウンターの中央に陣取り

恒さんの講釈と手さばきを食い入るように見つめていました。


「やっちゃんのは特別に包丁をこう入れて、ひねる。そうするとほらっ!
  こんな感じの握りになったよ ^_^  ヘイっおまちっ!」


そうして、目の前に出された握りは、誰の為でなく僕だけの為に握られた寿司。

それを、一口で一気に食べます。


うまいっ!


切り身になった魚の舌触りと、口の中でほぐれていく感じのしゃり。

素晴らしいです。


今でもはっきりと浮かんできます。


あの手間暇かけた、そしてまっすぐに寿司に向かう姿勢。
そして、妥協しない決意みたいなものを
恒さんから学んでいたように思います。

そして、くにまつは今、食べ物を作って

お客様に食べてもらって

何かを感じてもらう仕事のプロとして頑張っています。



今の自分は恒さんに胸を張って頑張っているといえるでしょうか

はい。

頑張っています。


イタリア料理をまっすぐに

自分に真っ向から

手間暇かけて、妥協しないでやっていると思っています。


なんか、気軽に食で人を育てるなんて

口にできないなぁって思います。



既成品や出来あいの物や、化学調味料はこの先ずっと

使わないでしょうね。ぼくは。


そして、ラディーチェのお料理で誰かが

何かを感じてくれたら


それは、とってもうれしいことです。


byくにまつ


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