それから2時間程だらだらと個々の自由に過ごしていた。

そして時刻は19時となったころ近藤が


「じゃぁそろそろ温泉入りに行くか―。」

との一言から四人は温泉へと向かった。


どん!!


「おっ?すまねぇ…。」


「いえいえ…。」


(…ん?)


土方はぶつかった相手に違和感を覚えたが、


「土方さん、いくら年とはいえそういう不注意は副長失格ですぜ。」

という沖田の嫌がらせよりその思考は中断されてしまった。


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「おい!あれ土方じゃねぇか?」


「おいおい…真選組の上役ばかりだぴょーん。」


「これは…チャンスとみたほうがよさそうですね。」


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すいませんでしたー!!

本当に今までさぼりまくってしまって!!


これからはしっかりやるつもりなのでよろしくです!!

「ったくなんで、このメンツなんだよ…。」

土方は煙草をつけつつボヤく。最悪のメンツなのだ土方にとっては。


「まぁまぁ、いいじゃぁないか。たまには男4人で旅行もな!なぁ先生?」


「あぁ、確かに悪くはないだろう。」

伊藤は相槌を打ちながらも眼鏡を修正する。その仕草に土方は舌打ちをする。土方にとって伊藤の仕草や言い方すべてが気に食わないのだ。


「あーここじゃないですかぃ?」

沖田が指差したとこは『璃菱館』と書いてある、いかにも老舗という雰囲気漂う高級旅館であった。


「「「う~ん…。」」」

三人そろって、首をかしげた。確かに地図ではここの場所なのだが…


「とっつあんにはおもしれぇ程不釣り合いな旅館ですぜ。」

確かにそのとおりである。松平が頼んだものだからきっとキャバ風の旅館か何かだと三人は容易に想像していたのだ。


「まっ入ろうか。」

重々しい引き戸を引くと、いかにも名家というどっしりとした佇まいの長い廊下があった。


「ようこそいらっしゃいました。松平様様には日頃からお世話になっております。女将の鈴(りん)でございます。」

椿のまう綺麗な着物を着た女将が部屋まで案内してくれた。


「今のはとっつあん好みだな。」

土方が言った言葉に一同同意。そして、通された間の横には


『松の間』


(・・・・・)


「これは…経費で落とされているな。」

重々しく伊藤が眼鏡の位置を直した。


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カモの口癖が大変ムズかしく、困ってますww


さぁ、さぁ、この後さらなる悲劇が…?!


みなさま、お付き合いの程ヨロシクです★

「と、言うことでお前ら休暇に行ってきてちょうだい。」

とっつあんは近藤、土方、沖田を順番に見ながら言った。


「ちょっちょっと待て!とっつあんいくらなんでもやりすぎじゃねぇか?!」

当然のごとく土方は突っ込みを入れるが、土方の後ろにいる二人も今回は焦ってる。


「だ~か~ら。何度も言ってるでしょうが~。たまにまお前たちにも休んでほしいっていうおじさんから~の些細な願いだってば。」


「まぁ、とっつあんもこう言ってることだし、のろうじゃないか。なぁトシ?」

近藤は静かなものいいで土方を制すると、腕を前に出しながら松平に向けて真剣なまなざしで


「どのくらい、もらえるんだ?とっつあん?」


「1週間だ。お前らもたまには休め~。温泉4人分予約しといたから~ゆっくり休んでこい~。お前らが休んでる間は他の奴と俺がみとくから~。」


「「「4っ4人??」」」

近藤、沖田、土方どう考えても3人だ。


「今回は僕も同行させてもらうよ。」

音もなく襖が開くとそこには土方と犬猿の仲である伊藤鴨太郎がいた。こうして、不穏な空気の中4人の温泉旅行が決まった。


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久しぶりすぎて申し訳ありません…


PC不都合と塾の関係で全くてを出せませんでした…。


さて、今回は土方にとって最大(?)のピンチを書いてみようと思ってます。


不器用で申し訳ありませんが何とぞよろしくお願いします。


(まったく…一体なんだってんだ…。)

沖田は廊下を早いペースで歩きながら考えていた。なぜこんなに顔が熱く赤くなっているのかが分からないのだ。そして…もうひとつ…。


「なんでチャイナの顔ばっか思い浮かぶんだよ…っ。」

沖田の中で浮かぶのは、今日の帰り際の神楽の笑顔や、幸せそうに食べている神楽の顔ばかりなのだ。


「俺ぁ一体どうしちまったんだ…。」


「ただいまアルよ~。」


「アン!!」


神楽が玄関にくるなり定春が尻尾をふりながら、神楽に突進してきた。

「定春ぅ~一人にしてごめんよぉ~。」

神楽は定春に抱きつくと、そのやわらかい毛の中に顔をうずめた。


「アン?」

その様子がいつもと違うことに定春は不思議に思った。


「今日は楽しかったアルよ~。」

そう言って定春をなでている神楽の顔はほのかに赤く染まっていた…。


                                        FIN


「本当アルか?!本当に連れてってくれるアルか!!」

神楽は驚きと喜びを隠せない様子で、目前に立っている沖田に話しかけていた。


「何回も言ってんだろ?しつこいぜぃ。」

沖田は耳に手を当て、神楽のうるささをアピールしている。


「いいかぃ?たまたま、近所のくじ引きで当たったこのバイキング食べ放題がペアじゃねぇとはいれねぇってことだから、チャイナを誘ったんだからな?」


「分かってるアルよ!!」

という神楽の眼はまるで幼い子供のようにキラキラと輝いていた。

そして、二人はバイキングが美味い!!ランキング1位をとっているちょっとTVで話題となっている『庵々々亭』の前に立つと沖田は唾を呑みこみ


「いいかぃ?このチケットで元の2倍いや、5倍はとる覚悟だぜぃ。」


「そんなの、軽いアルよ10倍はとらないとだめヨ。」

そういうと、二人はまるで戦場に行くかのような足取りでお店に入っていった。


「ふぅ~食ったアル~。」


「本当だな…。」

二人はまるで台風のように、軽く100人前をたいらげ店の人に追い出されそうになったがそこは沖田が真選組であることを提示し、店長をなだめた。


(にしても、いつもこんな調子なら万事屋の旦那も大変だな…。)

沖田は内心で銀時の胸中を思い、同情した。


「あっ姐御アル~。」


「おっ?旦那も一緒じゃねぇかい?」


「本当アルな~。」


(ってこの状況ヤバいんじゃねぇか…?!)

沖田は強引に神楽の腕を引っ張ると路地裏に入った。


「なっ何するアルか?!」

驚いている神楽の口を手で押さえると、そのまま銀時と妙が通り過ぎるのを見送るとため息をしながら手をはなした。


「悪ぃなチャイナ、このまま二人と逢っちまうと色々めんどくさかったんでさぁ。」

と言って、神楽を見ると神楽は下を俯いたままだった。


「チャイナ?どした??」


「べっ別になんでもないアルよ。」

そういうと神楽は早歩きで路地裏から出て行った。沖田はその様子を不思議に思いながら後をついて行った。


「今日はごちそうさまアルよ!!」

神楽はクルリと振り返ると笑顔で沖田に言った。


「いえいえ、別にこれどうせクジで当たったやつだから…。」


「それでも嬉しかったアルよ。」


そういうと、二人は「じゃぁ」と言ってそれぞれの帰り道を歩いて行った。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

「沖田く~ん?てめぇ今までどこに行ってたんだぁ?」

今にも斬りかかりそうな勢いで、土方は居間で寝転んでいる沖田に向かって言った。


「おっお疲れっす土方さ~ん、今日は早いですねぇぃ。」


「本当はもっと早く終わるはずだったんだがどっかのドSバカがサボるから遅くなっちまったんだよ。」


「そりゃぁ悪い野郎だなぁ、土方の次に悪い。」


「てめぇっ!!斬り殺されてぇのか!!」

土方は刀を抜くが、いつもならバズーカがここで出てくるのだが今日はでてこず沖田は相変わらずテレビを見ている。


「…?総悟なんでそんなに顔赤ぇんだ?」


(…?!)

沖田は慌てて、起き上がると「なんでもねぇでさぁ!!」と言って部屋を走って出て行った。


「どうしたんだ?一体…」


「ふっトシお前もまだまだだな…。あれは恋だ!!」


「どこから出てきたんだよ近藤さん…。」

近藤はふんどしだけで、掛け軸の後ろから出てきた。


「トシ…。お前もまだまだだな…。」