BUMP OF CHICKEN 『スノースマイル』
冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから
「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りには いかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?
まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 叶わなくたって
笑顔はこぼれてくる 雪の無い道に
二人で歩くには 少しコツがいる
君の歩幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を
まだ乾いたままの 空のカーテンに
二人で鳴らす 足音のオーケストラ
ほら夢物語 叶う前だって
笑顔は君がくれる そんなのわかってる
まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた 僕の行く道を
君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって歩くよ
君の居ない道を
BUMP OF CHICKEN 『プラネタリウム』
四畳半を広げたくて 閃いてからは速かった
次の日には 出来上がった 手作りプラネタリウム
科学の本に書いてあった 作り方の他にアレンジ
実在しない穴を開けて 恥ずかしい名前付けた
消えそうなくらい輝いてて
触れようと手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない
天井も壁も無くなって 代わりに宇宙を敷き詰めて
窓は一度も開けないままで 全てを手に入れた
四畳半の片隅には ここにしか無い星がある
傷付かず 傷付けないままで 君をついに閉じ込めた
近付いた 分遠ざけてて
触れる事は 諦めてた
背伸びしたら驚く程容易く
触れてしまった
やめとけば良かった
当たり前だけど 本当に届いてしまった
この星は君じゃない 僕の夢
本当に届くわけ無い光
でも消えてくれない光
四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る
実在しない星を 探す心が プラネタリウム
消えそうなくらい 輝いてて 消えてくれなくて
泣きそうなくらい 近付いてて 届かなくて
見えなくても 輝いてて
触れようと 君の名前を呼ぶ
一番眩しい あの星の涙は
僕しか知らない
消えそうなくらい輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない
いつだって見付けるよ 君の場所は
僕しか知らない
僕しか見えない
BUMP OF CHICKEN 『sailing day』
目を閉じたその中に 見えた
微かな眩しさを
掴み取ろうとした 愚かなドリーマー
伸ばした手は 閉じた目に
写らなくて 途方に暮れる
射程距離から 随分遠く 滲む
どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで 生きている
たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや
精一杯 運命に抵抗
正解・不正解の判断 自分だけに許された権利
sailing day 舵を取れ
夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー
数えたら キリが無い程の 危険や不安でさえも
愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー
目を開いたその先に 見える
確かな眩しさが
空になったハートに理由を注ぐ
そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく
たった一つ 掴む為に 幾つでも 失うんだ
精一杯 存在の証明
過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝
sailing day 舵を取れ
哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー
誰もが皆 それぞれの船を出す
それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ
そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持っている
たった一秒 生きる為に
いつだって 命懸け 当たり前だ
精一杯 存在の証明
敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝
sailing day 舵を取れ
冒険の日々を全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー
精一杯 運命に抵抗
決して消えはしない 僕だけを照らし出す灯台
sailing day 舵を取れ
嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー
誰もがビリーヴァー
永遠のドリーマー
