事故があった道路(碓井バイパス、国道18号群馬と長野の県境付近)は実家から近く、何回も通ったことがあるのでとても馴染みがある所です。自動車でも自転車でも、大型トラックでも通ったことがあります。

なので事故後もニュースを注視していましたが、事故後数か月を過ぎてもいまいち事故の原因がはっきりしていない模様です。


 私が事故が起こった時に直感で事故原因だなと思ったのは「道路の錯視(錯覚)」です。

事故は峠を上り終わった後の下りの直線終わりの先で起きましたが、急勾配を上り終わった後のこの下りの直線が、下りではなく平坦または緩やかな上りのように感じて速度を上げてしまい危険を感じたことが(道路に慣れている自分でも)数回あったからです。

たぶん、長い距離の急勾配を上っていたせいで、最初の下りで視覚や体で感じる勾配の感覚がおかしくなったのでしょう。


 自分の場合、たいていは直線の先の最初のカーブの手前で、速度が出すぎてしまっている事に気付いてブレーキをかけるのですが、気が付くまではこの道路は下り坂だと思っていないので、下りでアクセルを踏んだ状態です。
なので速度の出しすぎや勾配の錯覚に気が付かない場合は非常に危険です。


(http://livedoor.blogimg.jp/kobayakawashunichi/ 様より引用)



私の経験からですが、このスキーバスの事故は、運転手の速度感覚と勾配(高低差)の感覚が適正ではなかったことが原因じゃないかなと思っています。
勾配の変化や速度の出すぎに気付かなかった、または気付くのが遅れてしまったんじゃないかということです。


 高速道路を下りた後に一般道で速度を出しすぎてしまう事もたまにありますが、これも錯覚みたいなものですね。
運転の慣れ不慣れで起こることもあると思いますが、適正とか疲労などの身体的なことが原因で起こるほうがメインだと思うので、運転には十分気を付けようと思います。


この事故に遭った方や亡くなった方のご遺族には勝手で申し訳ないですが、ずっと気になっていた事故なので書かせて頂きました。