FIAは2008年のF1世界選手権にエントリーする全12チームを正式に発表しました。注目は現行の11チームを除いた、残り1つの枠を争っていた11チームのどこがその座を勝ち取るかでしたが、やはり2008年から新規参入することになったのは元BAR代表のデビット・リチャーズ氏率いる「プロドライブ」でした。


FIAが発表した2008年F1世界選手権のエントリーリストは以下の通りです。「TBA」は未定、カーナンバーは2007年の選手権の結果を受けて決定されます。表記はFIAの発表の通りです。チーム名(コンストラクター名)。リストを見ることでチーム名からはスポンサー、コンストラクター名からは使用するエンジンを知ることも出来ます。


・BMWザウバーF1チーム(ザウバーBMW)

・ホンダレーシングF1チーム(ホンダ)

・MF1レーシング(MF1 TBA)

・プロドライブ(プロドライブ TBA)

・レッドブル・レーシング(RBR TBA)

・マイルドセブン・ルノーF1チーム(ルノー)

・スクーデリア・フェラーリ・マールボロ(フェラーリ)

・スーパーアグリF1チーム(スーパーアグリ・ホンダ)

・スクーデリア・トロ・ロッソ(STR TBA)

・パナソニック・トヨタレーシング(トヨタ)

・ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス(マクラーレン・メルセデス)

・TBAウィリアムズF1チーム(TBA)


上のエントリーリストを見ると様々なことが分かります。まず各チームが使用するエンジンですが、新規参入のプロドライブを始め、MF1、レッドブル、トロ・ロッソ、ウィリアムズが未定となっています。一方ホンダの強力な支援を受けているスーパーアグリは2008年からもホンダエンジンと決まっているようです。そしてスポンサーについてですが、既に発表があっているボーダフォン・マクラーレンやパナソニック・トヨタ、フェラーリ・マールボロは驚きませんが、ホンダがラッキーストライクを冠していない一方、同じく撤退濃厚と見られていた「マイルドセブン」の名をルノーが引き続き冠していることは驚きです。


2008年からの新規参入が決まったプロドライブにFIAのマックス・モズレー会長「プロドライブは経済的支援もベストなチームだし、技術的な能力もある。モータースポーツの経験も豊富で、すでにWRCに参戦していることはFIAでも有名な話だ。またデビット・リチャーズはF1のチーム代表としての経験も素晴らしいよ」とコメントしています。