コメント欄に寄せてくださった、読者さとさんのドクターハラスメント体験談です。


私達と同じ産婦人科ではなく、東京の総合病院の産婦人科の話ですが

このブログではドクハラ問題をトータルに考えて行きたいと思っていますので

ここで紹介させていただきたいと思います。


今後、産婦人科だけでなく診療科問わず、ドクターハラスメントや医療ミスなど

病院で嫌な目にあった、こんな目にあったなどの、体験談がありましたら、勇気を持って書き込んでください。

声をあげることが、ドクハラをなくし医療の質をあげる第一歩だと思います。



■私のドクハラ体験


こんにちは。はじめまして、今4ヶ月になる男の子のママです。

ドクハラ医師、ほんと許せないですよね!!
私も2年前に医療ミス&ドクハラで心身共に傷つけられた経験があります。

私は2年前、初めて妊娠しました。

しかし、10週目に入っても赤ちゃんの心拍が確認できず結局流産と判断され堕胎手術をすることに・・・


ものすごくショックでした。

義姉の勧めもあってセカンドオピニオンを求めて別の病院でもみてもらうことになったのですが
そこの病院の先生に
この週になっても心拍確認できないんだったら当然だと思いますよ。

どこの病院行っても同ですよ!」
って言われたんです!

なんでそんな言われ方しなきゃいけないの

こっちはすがる思いで行ってるのに、どこの病院行っても同じですよって・・・

悪あがきは止めなさいってことですよね!

もうその後はどうやって電車に乗って帰ってきたかも全く覚えてないくらいショック状態でした。


私は妊娠10週目で赤ちゃんの心拍が確認とれなかったので流産と判断され堕胎手術をすることになりました。

手術をすることがきまった最後の確認の検診の日、私はまわりに大きなお腹を抱えた妊婦さん達の中で暗い気持ちで受付を済ませ待合室で待ってました

すると受付から呼ばれ、「あれ!?母子手帳の説明まだですよね?今日しますね。」と言われ

何で一番言いたくないことを言わなきゃいけないのだろうと思いながら「私、堕胎手術することになってるんですけど・・・」
って言うと「あっっ!?そうなんですかっっ?」ってとっても気まずい雰囲気になりました。



私も最近思うのですが、人の言うことって地位や身分に関係なく常にうのみにしないほうがいいですよね。悲しいことなんですけどね。

レイチェルさん、私もドクハラにあった一人です。陰ながらレイチェルさん
のこと応援させていただきます。



さとさん、本当に思い出したくもない(忘れようったって忘れられないだろうけど)辛い体験を、教えてくださってありがとう。

暴言や失言などのドクターハラスメントだけでなく、医療ミスまで重なって本当に辛い出来事でしたね。

こういうのって、たまにあることで済まされていいのでしょうか?

とりきれなかったのは、明らかに医師の手術ミスなのでは?

それなのに、手術代2回もとられるなんて考えられないです。

交通事故に遭った=運が悪かったとでも、そのお医者さんは言いたいのでしょうか?

確かに、初期の流産はよくあることで、その命が生きられない命だったからという自然淘汰だと聞きます。

運がいいのか悪いのか、生き残ってしまったうちの子の様に病気や障害を背負って辛く苦しい人生を

送るよりは、そこでなくなってしまったほうがその子にとってもよかったという考えもあります。

私も、実際生まれてしまって苦しそうにしている娘を見ている今は、自然淘汰されてしまったほうがよかったのではないか・・・

と考えることがあります。

でも、やっぱり自分の中の一つの命が消えてしまうのはとっても悲しくて辛い事。

それを交通事故のようなものだからあきらめなさいって言うのは、いくらなんでも励まし方としても間違っていると思います。

そんなことで納得できませんよね。

医師には、もっと相手がどう受け取るか、相手の立場に立ってものを言ってほしいと切に願います。

ただでさえ、さとさんの場合の流産や、私の場合は我が子が病気、という辛い立場にたっている患者の

気持ちをさらにえぐるようなひどいことが人間としてよく言えるなぁと思います。

私も、娘のことを「奇形」だの「異常」だの事実だとしても一番言われたくない、

他に言い方ってものがあるでしょうにってことを怒鳴られて連発れたときは

頭をハンマーでがんがん殴られているような衝撃とショックを受けました。

やはり「何でこんなこと言われなければならないの?」という憤りと、「大事な我が子を侮辱された」という

怒りが後から後から湧きあがって来ました。

さとさん、とても辛い体験を乗り越えて、今こうして男の子を出産できて本当によかったですね。

それでも、2年前のドクハラ体験をこうやってしっかり覚えているんですよね。

さとさんにとってもトラウマになってると思います。

今のお子さんを妊娠中も、きっとことあるごとに思い出して不安になっていたのではないですか?

そんな風に、患者に心の傷を作ったことを、ドクハラ医師たちに自覚してほしいものです。

以下、私の仲間のまりお☆さんとトロさんの感想も載せておきますね。

■あり得ない!!

さとさん、大変な体験をされたのですね。

読んでいてぞっとしました。

私も2度ほど流産の手術は受けましたが、麻酔が醒めてからガーゼを取る時に、超音波で全部掻爬できているかどうかを丁寧に診てくださいましたよ。

流産というのは本当に辛くて、精神的なダメージも大きいのに、そのうえ肉体的なダメージまで加えられるなんて考えられませんね。

本当に辛かったことと思います。

私は自分にかけていた保険の手術給付金で美味しいモノを食べまくって、温泉旅行にも行きました。

そうでもしなきゃ、気持ちの持っていきようがなくて…。

そういえば、私の友人は流産の掻爬術を「中絶手術と同じだから保険はきかない」と説明され、高額な費用を請求された子がいます。

すぐに「流産の手術は保険適用だから病院に言った方がいいよ!」と言ったのですが、

彼女は「もう思い出したくないから…」とそのまま泣き寝入りしてしまいました。

こういうケースって、デリケートな問題なので泣き寝入りしてしまう人も多いのですね。

横道に逸れちゃいましたが、さとさんも酷いドクハラを受けられたのですね。

世の中悪徳医師が多いことに驚かされます

■酷い・・・。

さとさん、辛い体験をここで勇気を出して書いてくださって有難うございます。
世の中には本当に許せない医師が沢山いるんですね。

もちろん、それ以上に一生懸命やっておられる素晴らしいお医者様も沢山いるのだと思いますが・・・。

女性のデリケートな事柄を扱う産婦人科医は、いくら技術が良くても(さとさんの場合は医師としての技量にも問題大有りですが)

患者のメンタルな部分をサポートできないといけないと思うんです。

事故にあったと思えという表現も、励ますつもりなのかもしれませんが、人の気持ちを考えない不用意な発言ですよね。
何だか例のドクハラ医師と重なってしまいむしょうに腹が立ちます。

こういう医師に対して私達が出来ることは「その病院にもう行かない」ことだけなのでしょうか・・・。



西村 知美, 西尾 拓美
天然出産