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フラジール内服錠250㎎一般名:メトロニダゾール薬価収載:2008年6月禁忌(一部抜粋)妊娠3か月以内の婦人効能・効果(一部抜粋)1.トリコモナス症(膣トリコモナスによる感染症)2.嫌気性菌感染症3.感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)4.細菌性膣症5.ヘリコバクター・ピロリ感染症6.アメーバ赤痢7.ランブル鞭毛虫感染症用法・用量(一部抜粋、番号は効能効果の適応症に準じる)1.1クールとして、1回250㎎を1日2回、10日間経口投与する。2.1回500㎎を1日3回または4回経口投与する。3.1回250㎎を1日4回または1回500㎎を1日3回、10~14日間経口投与する。4.1回250㎎を1日3回または、1回500㎎を1日2回7日間経口投与する。5.メトロニダゾールとして1回250㎎、アモキシシリン水和物として1期750㎎およびプロトンポンプ阻害薬の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。6.1回500㎎を1日3回10日間経口投与するなお、症状に応じて1回750㎎を1日3回経口投与する7.1回250㎎を1日3回、5~7日間経口投与する。用法用量に関連する使用上の注意(一部抜粋)本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症に用いる場合、プロトンポンプ阻害薬はランソプラゾールとして1回30㎎、オメプラゾールとして1回20㎎、ラベプラゾールナトリウムとして1回10㎎、エソメプラゾールとして1回20㎎、ボノプラザンとして1回20㎎のいずれか1剤を選択する。重要な基本的注意(一部抜粋)・中枢神経障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状の発現に注意すること。また、これらの初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。・末梢神経障害、中枢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合や、1500g/日異常の高用量投与時には、副作用の発現に十分注意すること併用注意(一部抜粋)・アルコール 腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること (本剤はアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる)・ワルファリン 抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある(代謝の阻害)・5-FU 5-FUの作用が増強される可能性がある。・フェノバルビタール 作用が減弱する可能性がある(代謝酵素の誘導のため血中濃度低下)薬効薬理・作用機序 抗原虫及び抗菌作用 メトロニダゾールは原虫または菌体内の酸化還元系によって還元を受け、ニトロソ化合物(R-NO)に変化する。このR-NOが抗原虫作用および抗菌作用を示す。また、反応の途中で生成したヒドロキシラジカルがDNAを切断し、DNAらせん構造の不安定化を招くヘリコバクター・ピロリ感染症の2次除菌に使用1次除菌で成功できなかったもののみ保険適応となる。(なお3次除菌もあるが保険適応外)メトロニダゾールは服用中に飲酒をすると、悪酔いをするため禁酒は必ず指導する。<クロストリジウムディフィシル関連下痢症>消化管内のClostridiumu difficileが産生する毒素により、偽膜性大腸炎が引き起こされるが、典型的には抗菌薬のの使用後に発生する。症状は下痢(ときに血性)であり、まれに進行して敗血症および急性腹症をきたす。診断中は便中のC.difficile毒素の同定による。治療はメトロニダゾールまたはバンコマイシンの服用による。C.difficileは抗菌薬関連大腸炎の最も頻度の高い原因菌であり、典型的には院内感染であるが、市中感染症例が増加している。C.difficile関連下痢症は、入院患者の最大8%に発生し、院内感染による下痢症例の20~30%の原因となっている。低年齢および高齢、重度の基礎疾患、長期入院、および介護施設の居住はいずれも危険因子である。C.difficileは新生児の15~70%、健康成人の3~8%、および入院成人のおそらく20%(長期療養施設の入居者ではより高率)で無症候性に保菌されており、環境中(土壌、水、家庭内のペット)にも広く認められる。発症原因は、腸内常在菌の異常繁殖である場合と、外部からの感染の場合がある。この菌は細胞毒素とエンテロトキシンの両方を分泌する。主に結腸が侵されるが、侵された結腸からは液体が分泌えて特徴的な偽膜(容易に除去できる不連続な黄白色の隆起物)が形成される。C.difficile関連下痢症に続いて反応性関節炎を発症した症例が報告されている。症状は典型例では抗菌薬開始5~10日後に始まるが、初日から発症する場合もあれば、最長で2か月経過してから発症した例もある。下痢は軽度で半固形のこともあれば、頻回で水様のおともある。痙攣または疼痛はよくみられるが、悪心および嘔吐はまれである。参考:フラジール内服錠添付文書(塩野義製薬) MSDマニュアル プロフェッショナル版