お元気ですか 千葉在住のジョリーです。
日ごとに秋が深まって来ましたね。
今日はBMWのことではなく、あなたもすでにご存知の
世界を揺るがすVWの大事件について。。。
大変に残念なニュースですが、
ドイツ大衆車メーカーフォルクスワーゲンの
「極めて悪質な排ガス不正」の記事が
飛び込んで来ました。
「遅くとも2011年には既にドイツ政府は
この不正を把握していた可能性があると報じた。
但し、政府は強く否定している。」
10/7【フランクフルト時事】 時事通信 より
この世界的な信用失墜からの回復には、
数十年はかかるのではないでしようか?
これまで、ヨーロッパで唯一好調を維持してきた
ドイツ経済ですが、シリア、アフガンからの難民
問題とこの事件とで、今後ドイツ経済は苦境に立
たされるのでは?
ドイツ人の、実に7人に一人が自動車関連事業に
関わっているそうです。この事件の影響が
どこまで波及するか心配です。
トヨタのハイブリッドの成功に対して焦りが
あったのでしょう。
低価格のフォルクス(大衆)ワーゲン(車)では
BMWやメルセデスのような高級車ほどには
排ガス対策に十分なコストをかけられない事情が
あったのでしょう。
実際にBMWのX5のデイーゼルエンジンは基準値を
クリアしているそうです。
排ガス検査を実施すると車載のプログラムが判断し、
基準値以下の排ガスを出して検査を不正に逃れます。
しかし、実際の走行時には基準値の40倍もの環境汚
染物質を排出し続けていました。
本当に残念な事件です。
一日でも早く解決することを願って止みません。
以下は、参考に【フランクフルト時事】9/22より
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は22日、米当局に指摘されたディーゼル車の排ガス不正操作について、同様の問題がある車が世界で1100万台規模に達する可能性があると発表した。
独メディアは、ウィンターコルン社長が25日に責任を取って辞任すると報じており、問題はVWの経営の根幹を揺るがす事態に発展した。
VWは「技術的な措置で問題を解決する」と表明、世界的な大規模リコール(回収・無償修理)となりそうだ。今後発生する費用のため、65億ユーロ(8700億円)の引当金を計上する。
ウィンターコルン社長は22日、「信頼を裏切ったことに、最大限の謝罪をする」と表明した。ただ、自身の進退には言及しなかった。
VWによると、不正操作の可能性があるのは、「EA189」というディーゼルエンジンを搭載した車種1100万台。これらの車種では、「エンジン管理用ソフトウエアの制御により、当局などの検査時に、実際の走行時よりも排ガス中の環境汚染物質が大幅に抑えられるようになっている」
米当局は先に、不正操作による排ガス規制逃れを指摘し、約48万台のリコールを命令。米メディアなどによると、VWに科される制裁金は最大180億ドル(約2兆1000億円)に上る可能性がある。