泣きながら眠りにつき、目が覚めたら朝だった。
アラームをセットし忘れたようで、搾乳の予定時間を2時間近く過ぎていたので胸がガッチガチ。
痛くてしょうがない。
自業自得だわ。
すぐ搾乳をしてちょっとすっきり。
だけど、カッチカチには変わらない。
どこか見てもらえるところを探さないと…。
とりあえず準備をして面会に行こう。
母「面会行くん?」
私「うん。」
母「電車で?」
私「うん。タクシーやとお金かかりすぎる。」
面会時間まではまだ3時間以上あったので、荷物を整理したりしながらのんびり準備をしていた。
母「パパが病院まで送迎してくれるって。」
母が仕事終わりの父に連絡してくれたようだった。
でも…夜勤明けの父に送迎をお願いするのは気が引ける。
私「夜勤明けやからしんどいやん。1時間もかからんから自分で行くよ。」
母「パパがするって言ってくれてるから甘えといたらいいんやで?」
うーん…。
しばらくすると父が帰って来た。
父「よう。面会の送迎したるで。」
私「おかえり。夜勤明けでしんどいやろうから自分で行くよ?」
父「大丈夫大丈夫。面会してる間は車の中で寝とくから!近くに商業施設もあるし。」
私「でも…」
父「今はこれくらいしかしてあげられへんから気にせんでいいんやで。」
私「……わかった。じゃあお願い。」
父「面会に行く時間決まってるん?」
私「10時からNICUの中に入れる。」
父「わかった。もうちょっとしてから出よか。」
父がここまで言ってくれるので、送迎をお願いすることにした。
この日から父が仕事で行けない日や夫と一緒に面会に行く日以外は送迎をしてくれた。
本当にありがたい。
父に送ってもらい、息子のところに行った。
起きていておしゃぶりを咥えていた。
かわいい。
看護師「おはようございまーす。」
S看護師だった。
私「おはようございます。」
S看護師「まだ沐浴は許可がおりてないんですけど、転院してから入れてないので頭だけ洗おうと思ってます。ちょうど起きてるから、今からしようかな!お時間大丈夫ですか?」
私「大丈夫です。」
S看護師「じゃあお母さんも手伝ってくださいね~。準備してきます!」
息子はおしゃぶりに夢中。
ミルク飲みたいよね。
写真を撮ったあとは息子を見ていた。
まだほとんど見えていないんだよね。
それでも「ママだよ~」って息子と目線を合わせて話しかけていた。
しばらくするとS看護師が戻ってきた。
コットの上でするらしい。
私が体を支えてS看護師が頭を洗う。
泣きもせず気持ち良さそうな顔をして大人しくしててくれた。
終わった後は髪の毛ふわふわ。
ちょっとベタってしてるのが気になってたんだけど、これですっきり!
よかったね!
パパママが沐浴できるのは点滴が全部とれてからだって。
洗髪が終わってからは、息子を抱っこしながらS看護師と少しお話。
看護計画とか私のこととかいろいろ。
書類もいくつか書いた。
やっぱりおっぱいは診てもらったほうがいいと言われた。
お話が終わってから時計を見ると2時間くらい経っていた。
父に待ってもらっているし、そろそろ行かないと…。
まだまだ一緒にいたいけど、抱っこしてたら寝ちゃったしね。
そーっとコットに寝かせて、「また来るね」と声をかけて病院を出た。
父にコーヒーを買って車に戻る。
父「もういいの?」
私「うん。頭洗うのは手伝えたし、抱っこしてたら寝ちゃったから。授乳もまだやから。」
父「そうか。」
父も一緒に入れたらいいんだけど、NICUは赤ちゃんのパパママしか入れないことになっているのでしかたがない。
家に戻り少し休憩してから、おっぱいの相談ができるところを探すことにした。
ラベルレスだと分別が楽!
夏はこれ!
たまにこれ(笑)