搾乳を始めるとすぐに夫から連絡がきた。
夫「向かってる~。でも渋滞…。」
いや、早すぎるよ。
面会の時間までかなり時間あるぞ?
そもそもまだ外出できるか返事もらってないのに。
外出の許可がおりたら連絡するって言ってあったのに。
人の話聞いてなかったんか。
とりあえず、さっさと搾乳終わらそう。
相変わらず痛くて熱を持っててカチカチで岩みたいなおっぱい。
果たして濡れタオルで冷やした効果はあったのか…?
搾乳を終えて母乳パックに移していると夫が入ってきた。
夫「めっちゃ渋滞してたー」
私「通勤時間帯やもんね。」
夫「そうそう。」
私「来る時間早すぎん?」
夫「早く面会行ったほうがいいかと思って。」
私「まだ外出していいか返事もらってないで。許可おりたら連絡するって昨日言ったんやけど…。」
夫「あっ、そうやっけ?」
私「それに面会時間決まってるんやから、早く行っても入れてもらえやんで。」
夫「あー…そうやな…。」
やっぱり人の話聞いてなかった。
面会時間だって看護師さんから説明されとったのに。
はぁ。
この後夫と子どもの名前について話し合った。
私の希望はやわらかい印象を受ける名前。
夫の希望は当て字とかではなく漢字を見たらほとんどの人が読める名前。
私には昔から男の子が生まれたらつけたいと思っていた名前があった。
夫には特につけたい名前はなくて、今から本などを見て考えるという感じだったので、私がつけたいと思っていた名前を提案した。
珍しい読み方ではなく、漢字もたくさん選択肢がある名前だった。
でも夫は「それは嫌」という。
いや、言い方よ。
私がずっとつけたいと思っていたっていう名前に「嫌」ってなんやねん。
「違う名前も考えてみよう」とか他に言い方あったやろ。
知り合いと同じ名前やからとか何か理由があるのかと思って聞いてみても「なんとなく」としか言わない。
理由がないのに否定するとかめっちゃ腹立つわ。
このときはお互いにいくつか候補をあげてから話し合おうということになった。
この日まで何度も話し合ったけどなかなか決まらない…。
私は夫に否定されたつけたいと思っていた名前を諦めることができず何度も提案した。
相変わらず「なんとなく」で否定する。
くそったれ。
夫は超がつくほど頑固だから、自分の主張を繰り返す。
なんで夫の意見ばっかり受け入れなあかんねん。
私の子どもでもあるんやから私の意見だって聞いてほしい!
「じゃあ、あなたがあげた候補から私が選ぶ。あなたがあげた候補なんだから、どれを選んでもいいってことでしょ?私があげた候補は選択肢に入れようとしないんだから、あなたが選んだ候補から選ぶ権利くらい私にくれないと納得できない。」
そう主張して、しぶしぶだけど納得させた。
こんなに頑固なやつだとは思わなかったぜ。
名前の読みは生まれる前に決まって夫にも伝えていたけど、漢字をどうするか…。
生まれる前に漢字についてはなかなか話し合えていなくて、産後に少し話していたくらいだった。
そろそろ決めようという事で本気で話し合い、それぞれの希望がかなう名前に決定した。
やわらかい印象があり、漢字も当て字ではなく素直に読める。
「こういう子になってほしいね。」と思えるような意味を持った漢字だった。
翌日は私の退院予定日だったので、出生届はそのときに一緒に提出しに行くことになった。
名前を決めるのって思っていたよりも大変…。
意見が合えばすんなり決まるんだろうけどね。
お酒好きなら喜ばれそう!
お酒は飲まないけどこういうの好き(笑)
初めて見た!食べてみたい!