いつの間にか日が暮れ出して
きみがいてくれるから
このままここで寝るのも
悪くないけど・・・
少しでも暖まる場所の方が
いいよね・・・
仔猫を抱きしめながら
歩き出す。
「 おぉーい、そこの猫を抱いてるきみーー! ちょっと待ってくれぇ!」
誰かが僕を呼んでるみたいで
立ち止まり振り返ってみる。
僕が立ち止まったから安心したのか
息切れしてるのか、ゆっくりと息を吸い込んみながら歩いてくる。
「 ハァ、、ハァ、、きみの抱いてる猫を、、、
見せてくれないか?、、ハァ、ハァ、、」
ゆっくりと僕の前にきて
まだ息が乱れた状態で話しかける。
「 えっ? 猫、、、ですか?
はい、、、どうぞ。」
その人の前に
抱いてた仔猫を差し出す。
「、、、んん~~ 友人に頼まれたんだけどさ、、、確かこんなに小さくなかったな、、
違うかぁ。
あっ、ごめん、ありがとな。」
どうやら、探してた猫とは違っていたみたい。
本当ならば きみを探してる人に
出会えれば良かったんだけど
僕はまた・・・きみと一緒に居られて
ホッとしたんだ。
*******つづく*******