こんにちは。
渡邉ひとしです。
出版ブログの第28巻は……
『第9章:コスト・その1』です。
(このブログは一部修正済みの再掲出です)
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コストにも種類がある
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今日は拙著「ビジネスモデル虎の巻」の
『第9章:コスト』の第1回目です。
前回(第27巻)のブログは
「企業間コラボレーションの選び方」
というお話でした。
今日は「2種類のコスト」
についてお話しします。
ビジネスモデルの構築法の中に
「収益をあげる」という項目があります。
どのような考え方や手法で
具体的に売上と利益をあげるかという
計算式のようなものです。
これに対して
どれだけのコストが掛かるのかという
コストに関する考え方や
コストとしてカウントする必要がある
費目があります。
第9章は、そのコストについて
詳しくお話ししています。
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著書『第9章:コスト』・その1
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経営者の方であれば
今回の2種類のコストについては
詳しくご存知だと思います。
それは「固定費」と
「変動費」になります。
出版する著書の『第9章:コスト』
の一部を紹介いたします。
(以下、著書本文より)
2017年8月28日の新聞記事で、
焼鳥店チェーンの「鳥貴族」が、
28年間守り続けてきた
「全品280円均一」の看板を、
下ろすことを知りました。
とはいえ、「280円」を、
「298円」に値上げするため、
6.4%程度の値上げで、
抑え気味の値上げだと思いました。
ー中略ー
さらに、「鳥貴族」の場合は、
全国に567店(2017年7月)の
店舗数で展開しているため、
規模による大量購入で、
低価格の仕入れができているので、
「②食材のコスト(変動費)」は
低く抑えられています。
ところが、
「①人件費のコスト(固定費)」は、
少子化による労働人口の減少や、
若者が、飲食業界で働くことを
敬遠する傾向が高いため、
慢性的な人手不足の状態が続いています。
(以上、著書本文より)
「変動費」と「固定費」の削減について
それぞれの取り組み方が
違ってくることはご存知だと思いますが
もう一度
おさらいをしてみましょう。
「変動費」は材料費などの原価のため
たとえば「仕入れ価格を下げる」という
取り組みが求められます。
優位な立場で「強制的に」
圧力をかけて価格を下げさせるのは
商道徳として問題があるだけではなく
場合によっては法的にも問題があります。
このことが表面化すれば
会社に対するイメージを傷つけ
評判や信用を落とすことになりかねません。
ここは
慎重な交渉を続けて相手先との関係を
良好に保ちたいところです。
「固定費」は給料などの人件費のほか
設備や機器などの購入費や
リース代などになります。
毎月一定額の支出になるので
なるべく金額を抑えたいところですが
売上にも大きく影響を及ぼすため
無闇に下げることができません。
とくに店舗販売などの会社における
「人件費」の重要性は高くなります。
なぜならば
「人件費(給与など)」によって
その店舗での接客対応など
働く意欲が大きく違ってくるからです。
次回(第29巻)の出版ブログは
『第9章:コスト・その2』です。
(次回投稿=3月18日月曜です)
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中部大学 非常勤講師
愛知産業大学 非常勤講師
株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
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