こんにちは。 

渡邉ひとしです。 


今日のテーマは 

『自分を、過小評価している』です。 


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わたしは、たいしたことはない 

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19日土曜日は 

東京で会合がありました。 


参加者の方々と話しをしていて 

「どうしてだろう?」と 

疑問に思ったことがありました。 


その疑問というのは 

あまりにも自分のことを 

「過小評価」していることです。 


たとえば 隣の席に座った方は 

地方の会社で働いていますが 


会社が所在する県で 

業界NO1の成績を 

獲ったことがあるそうです。 


ところが、いろいろと 

お話しをしていても 


どこか、自信がなさそうで 

ご自分のことを 

過小評価しているのです。 


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自分が信じれば、自信につながる 

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じつは、このときに 

ふと、頭に浮かんだことがあります。 


それは 

大学のキャリアセンターで 

就活指導をしていたときのことです。 


大学3年生の後期になると 

そろそろ就活のことが気になってきます。 


行動の早い学生は 

10月から相談に来るのですが 

 こんなやり取りになります。 


“なにかアピールできることが 

きみに、あると思うけれど 

それは、なんですか?” 


「え〜〜〜。特にありません。」


 “アピールできることは 

誰にでも、あるはずだから考えてみて。”


「いやぁ〜。そう言われてもぉ〜。」 


どうでしたか? 


もしも、あなたに 

同じ質問をしたとき 


あなたは、なにか 

アピールできることを話せますか? 


じつは 

性格の「長所」と「短所」を 

質問したときも、同じ症状がでてきます。 


「短所」を聞くと 

すぐに、いくつか話してくれますが 


「長所」を聞くと 

とたんに、同じ症状になるのです。 


それは 

「え〜〜〜。特にありません。」 

という答えかたです。 


結論を言うと 

日本人特有の「アピール下手(べた)」 

という症状です。 


同じ質問を、留学生にすると 

アッというまに 

「長所」が10以上でてきます。 


冒頭で、お話しした 

隣の席に座った方のばあいも 

じつは、同じなのです。 


つまり 

「アピールできることは?」 

という質問をすると 


 頭のなかで 

こんなことを考えます。 


・あの人と比べると多少すぐれてるけど…

・この人に比べると、さほどでもないし…

・まぁ、誰でも経験すればこれぐらいは

 できるようになるだろうし…

・業界でトップになったわけじゃないし…

・あまり、できるタイプじゃないし…

などなど。 


いかがですか? 

大学生に「長所」を 

質問したときと同じですね。 


だから 

就活の相談にきた学生には 

このように話します。 


きみの判断基準で考えると…… 


陸上の選手だった学生は 

オリンピックで優勝しないと 

アピールできないことになるね。 


でも、きみは 

“水泳部出身の高齢になった私”よりは 

はるかに、早く走れるんじゃないの? 


いいかい。 

上を見ればキリがない。 

上を見れば、きみの成績は下になる。 


でも、きみより 

下の成績の人から見れば 

きみは、すぐれていることになる。 


きみの「アピールポイント」も 

きみの「長所」も 


きみ自身が、認めてあげないと 

誰にもアピールできないことになる。 


すべては、自分で決めればいい。 

「自分の基準」で、決めればいい。 


いつも、他人と比較していると 

自分のことを「小さな人間」として 

評価してしまうことになる。 


きみの「アピールポイント」も 

きみの「長所」も 


自分で認めてあげて 

自分で決めることで 


かならず 

本物の輝きを放つようになる。 


自分を信じることが 

「自信」につながるんだよ。 


「自信」は 

自然と身につくものではない。 


自分を「信じたとき」に 

『自信』になるんだよ。 


東京の会合で 

隣席に座っていた誠実な方に 

伝えたい言葉です。


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 ▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼ 

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とかく、日本人は…… 

自分のことを 

過小評価しすぎている。 


それは…… 

「まじめさ」と「謙虚さ」を 

混ぜ合わせたようなもの。 


自信は…… 

自分を認めてあげて 

自分を信じることができたときに 

「自信」になる。 


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<ビジネスモデルの9項目> 

①誰に    =理想のお客様 

②何を    =商品・サービス 

③どのように =主な仕事 

④なぜ    =選ばれる理由 

⑤誰と    =協力者、供給者 

⑥どこで   =販路・販促 

⑦いくつ   =設備・機器・資金 

⑧いくらで  =収益方法 

⑨どれだけ  =原価・経費 

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経営コンサルタント(ビジネスモデル構築) 

ビジネスモデルイノベーション協会 会員 

愛知県商工会連合会 エキスパート講師 

岐阜県公認 コミュニティ診断士 

愛知産業大学 非常勤講師 

中部大学 非常勤講師 

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株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

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