まじめに働けば、それでいいですか?
じぶんの仕事に集中すれば、いいですか?
今日のテーマは
『3つのタイプの社員』です。
——————————————————————
会社という組織をみてみると
——————————————————————
いまから振り返ると
前職のサラリーマン時代に
「まじめ」だけが取り柄の男が
勤続年数をかさねることで
すこしずつ昇格していきました。
それなりに
悩みや苦労もありましたが
さほど大きなトラブルもなく
高度成長社会という
当時の時代背景も手伝って
まじめに頑張っていれば
徐々に、徐々に
上の役職を与えてもらえる。
そんな良き時代を
サラリーマンとして過ごしていました。
そして 30歳代のなかばになったころ
会社の組織について
すこし考えるようになりました。
——————————————————————
会社には、3つのタイプが存在する
——————————————————————
すると、社内には
いろいろなタイプのひとがいて
そのひとたちが集まることで
会社が成り立っていることに
気がつきました。
そう話すと、あなたから
「ずいぶんと気づくのが遅いじゃないか!」
と言われそうですが
営業として入社してから
毎日、ただひたすら
お客様のところへ行き
仕事を受注して会社へ戻る。
この繰り返しをしていたので
社内をあらためて見るということが
ほとんどなかったのです。
言い訳はさておき
あらためて社内を見ると
おおきく3つのタイプに
別れているように思えました。
ひとつ目は、『いい人』です。
仕事はあまりできないけれど… いい人です。
もちろん
仕事ができても、いい人はいます。
ふたつ目は、『できる人』です。
できる営業担当者、できる管理者、
できる製造担当者、できる取締役…
ある一面
会社の売り上げに貢献できる人です。
みっつ目は、『わかる人』です。
このタイプの人が存在していると
会社はいい方向へ進んでいきます。
しかし、残念なことに
このタイプの人を見つけることが
ほんとうに難しいのです。
なぜなら
会社内に存在していない
という可能性も高いからです。
おそらく
江戸時代で例えれば
商家の「大番頭」になれる存在です。
社長である「主人」が
かりに仕事熱心でなくても
「大番頭」が
その店をうまく仕切っていく。
つまり
「わかる人」を見つけるポイントは
●ものごとの道理がわかっている
●ひとの痛みや苦しみもわかっている
●どうやれば仕事がうまく運ぶかも
わかっている
●なによりも、自分の立ち位置を
わかっている
こんなイメージの人が
あなたの会社に存在すれば
あなたは、経営者として
最高に恵まれていると思ってください。
まちがっても
「けむたい存在」とか
「寝首をかかれる」などという
自分勝手な妄想はやめて
まさに、『三国志』で
三顧の礼(*注1)で迎えた諸葛孔明を
劉備玄徳が重用(ちょうよう)したように
「会社の宝」として大事にしてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*注1=三顧の礼(さんこのれい)
劉備が諸葛孔明を迎えるために
礼を尽くして三度も訪ねたという故事
——————————————————————
▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼
——————————————————————
会社には…
タイプの違う社員が
それぞれの思いを持ちながら
まいにち働いている。
会社にとって…
どのようなタイプに
どのような場所で働いてもらうかを
考えることが重要である。
適材適所とは……
会社の部署である「ヨコ軸」と
会社の職階である「タテ軸」という視点から
人員配置を考えることである。
==================================
<ビジネスモデルの9項目>
①誰に =理想のお客様
②何を =商品・サービス
③どのように =主な仕事
④なぜ =選ばれる理由
⑤誰と =協力者、供給者
⑥どこで =販路・販促
⑦いくつ =設備・機器・資金
⑧いくらで =収益方法
⑨どれだけ =原価・経費
==================================
経営コンサルタント(ビジネスモデル構築)
ビジネスモデルイノベーション協会 会員
愛知県商工会連合会 エキスパート講師
岐阜県公認 コミュニティ診断士
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
ご感想はこちらへ:rabbit@ogaki-tv.ne.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
