『「CI」と聞くけど、意味がわかりません。』 

『ロゴマークをつくることが「CI」ですか?』 

 

そういえば確かに 

専門家以外に説明できるひとは 

いないかもしれませんね。 

 

あなたが、経営者のばあい 

「CI(シーアイ)」を導入しますか? 

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そもそも、CI(シーアイ)とは? 

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「CI」とは 

コーポレートアイデンティティの頭文字です。

 

 まあ、直訳すれば 

「企業の統一」になりますが 

 

『企業イメージの統一』 

と言ったほうが わかりやすいかもしれません。 

 

ただ、あなたが 

この言葉から解釈してしまうと……

 

「ロゴマークを新しくすること」 

 

という誤解をするのではないか? 

とすこし心配になります。 

 

実際には 『企業イメージの統一』ですから 

企業の「見せ方」だけではなく 

企業の「考え方」も関係してきます。 

 

いわゆる 「企業姿勢」のようなことも 

「CI(シーアイ)」には含まれてきます。 

 

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何をすれば、CI(シーアイ)なのか? 

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月曜日の朝から 

こむずかしい話しをして恐縮ですが……  

 

なるべく、わかりやすく 

説明をしていきます。 

 

前職(広告業界)のときに 

「CI(シーアイ)」の仕事が 

多かった時代があります。 

 

それは 景気がとても良かった 

1980年代(30年ほど前)でした。 

 

業界を問わず 「CI(シーアイ)」の仕事を 

それこそ、立て続けに担当しました。 

 

『企業イメージの統一』をするために 

どのような視点で取り組んだかといえば 

 

1)企業理念の統一 (Mind Identity) 

2)企業行動の統一 (Behavior Identity) 

3)視覚表現の統一 (Visual Identity) 

という、3つの視点でした。

 

ちがう言いかたをすれば 

1)ミッション 

2)ビジョン&コアバリュー 

3)プロモーション&エンゲージメント 

 

そして最終目標が 

「ブランディング」になります。 

 

冒頭の 「ロゴマークをつくる」という段階は 

上記の 『3)視覚表現の統一』になります。 

 

当時も 

「CI(シーアイ)」の大御所であった 

PAOS(パオス)の中西元男さんと 

 

一緒に 仕事をさせていただいたことが 

(誰にも言っていない)自慢です。 

 

このときに学んだことが 

いまの仕事(経営コンサルタント)の 

「原点」ではないかと思います。 

 

つまり 企業というものは 

「目先」や「小手先」で 

 

何とかしようなどという考え方は

もってのほかであり 

 

「本気」で取り組もうとするならば 

数年という時間をかけて 

 

「しっかり、じっくり」と 

つくりあげていかなければ 

結局は失敗する。 

 

それは それまでに投入した 

ヒト、モノ、カネなどが 

まったく無駄になるということです。

 

◉「CI(シーアイ)」の仕事 

◉「企業周年事業」の仕事 

◉「企業記念誌」の仕事 

など 

 

歴史のある有名企業の 

「第2創業(*注1)」を 

成功させるために 

 

まさに 

骨格づくりから 

肉付けまで。 

 

その企業の方々と 

一緒に悩み 

一緒に考え 

一緒に感動できた日々が 

 

いまでも映画を見るように 

ハッキリと脳裏に描かれています。 

 

ふたりの師匠(メンター)に

厳しく、優しく教えていただいた

 

「あり方」と「やり方」を

当時の学びに重ねることで

 

独自のコンサルティング・メソッドが

自然にできました。

 

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*注1=第2創業  

 既存の事業を見直すことで  

 あらたに創業するかのような  

 取り組みをすること。 

 

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 ▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼ 

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企業は… 

短期的思考(短期目線)だけでは 

企業の存続や発展を実現することはできない。 

 

経営者が… 

中期的・長期的思考(長期目線)をもつことで 

企業の存続や発展を実現することができる。 

 

そのためには…… 

経営者が、ミッションをもち 

明確なビジョンを描くことが 必要不可欠になる。 

 

ビジネスモデルをつくるには…… 

「ミッション」と「ビジョン」が 

明確であることが前提になります。 

 

「経営の軸」が 

曖昧(あいまい)であれば 

ビジネスモデルも曖昧になります。 

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<ビジネスモデルの9項目> 

①誰に    =理想のお客様 

②何を    =商品・サービス 

③どのように =主な仕事 

④なぜ    =選ばれる理由 

⑤誰と    =協力者、供給者 

⑥どこで   =販路・販促 

⑦いくつ   =設備・機器・資金 

⑧いくらで  =収益方法 

⑨どれだけ  =原価・経費 

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経営コンサルタント(ビジネスモデル構築) 

ビジネスモデルイノベーション協会 会員 

愛知県商工会連合会 エキスパート講師 

岐阜県公認 コミュニティ診断士 

愛知産業大学 非常勤講師 

中部大学 非常勤講師 

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株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

ご感想はこちらへ:rabbit@ogaki-tv.ne.jp 

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