『いつも、毎月の売り上げが気になる……』
『3ヶ月ごとの数字が、気になる……』
あなたが、経営者のばあい
どんな数字が、気になりますか?
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経営の数字で、いつも気になること
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会社経営をしていると
あらためて言うまでもなく
売り上げのことが気になります。
前職の会社で
代表取締役社長を務めていたときも
目先の売り上げが、とても気になりました。
とくに、直近の3ヶ月先
いわゆる、「3ヶ月見込み」の数字に対して
敏感になっていたことを思いだします。
半分、冗談ですが……
3ヶ月見込みの数字は
「健康に悪い」影響を及ぼします。
もちろん、調子の良いときは
ワクワクしながら
数字を見ていますが
調子の悪いときになると
「なんとかしたい……」
「誰か、なんとかならないか?」
「もう、なんでもいいから
売り上げになるものはないか?」
経営といえども
これが人の情であり
これが社長の、素直な気持ちだと思います。
実は
ここに落とし穴があるのです。
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売り上げ優先の考えは、マイナスになる
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たとえば、一時的に
売り上げを上げる方法は
なんとかすれば
なんとかなるかもしれません。
しかし
①売り上げがあがらない根本原因を
なにも解決していない
②一時的に、売り上げをあげるために
社員に無理をさせている
③本業からはずれた売り上げを
一時的にあげることで
客離れがおきる可能性がある
④一時的な売り上げが
翌月以降もつづく可能性は低い。
など。
プラス面より
マイナス面の影響の方が大きそうです。
では、どうすればいいのでしょう?
もう、この際ですから
短期の売り上げには目をつぶり
中期の成長に目を向けるべきです。
マーケティング用語になりますが
「ライフ・タイム・バリュー」
(Life Time Value)
という考え方があります。
これは
「ひとりのお客様による
長期的に会社へ与える価値」
という意味になります。
つまり
「会社の商品(または会社)を
気にいってもらうことで
長期的に商品を買い続けていただく」
こちらの説明のほうが
わかりやすいかもしれません。
ここであなたに
何をお伝えしたいかというと……
「自社優先の考え方」で
目先の売り上げを追いかけて
お客様の信用を失なうより
「お客様優先の考え方」で
お客様との信頼関係を
長期的に築いていくほうが
最終的には
「自社にとっての最上策になる」
という選択眼が大切だということを
考えていただきたかったのです。
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▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼
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目先の売り上げを追うと…
今までのお客様が
離れていく可能性が高い。
長期的な売り上げを考えると…
お客様からの信頼を
得ることにつながるので
最終的には自社への貢献度が高くなる。
安定とは
「継続した売り上げ」のことですが
「ビジネスモデル」を構築するうえで
とても重要な考え方になります。
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<ビジネスモデルの9項目>
①誰に =理想のお客様
②何を =商品・サービス
③どのように =仕事の内容
④なぜ =選ばれる理由
⑤誰と =協力者、供給者
⑥どこで =販路・販促
⑦いくつ =設備・機器
⑧いくらで =収益方法
⑨どれだけ =原価・経費
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経営コンサルタント(ビジネスモデル構築)
ビジネスモデルイノベーション協会 会員
愛知県商工会連合会 エキスパート講師
岐阜県公認 コミュニティ診断士
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
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株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
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