先日、友人から
『右脳的というか……わりと直感的だよね。』
と言われました。
あなたは「直感的」と
言われたことが、ありますか?
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「直感」で、判断するなんて……
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いまから思うと
恥ずかしい話しですが
そのときは
「いや、相手の行動をみてから……。」と
直感を否定するような答え方をしました。
なぜ、そう答えたかというと
「直感」のことを
・当てずっぽう
・ヤマ勘
・動物的な勘
・勝負師の勘
などなど。
ほとんど根拠のない
「推測」であったり
ヤマを張る
「予想」のようなもの
と思い込んでいたからです。
30歳のころに
「人の行動観察をしろ!」
と師匠に言われたことを思いだし
行動観察(行動科学)と
なにか関係があるかもしれないと思い
「直感」について、少し調べてみました。
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「直感」は、「ヤマ勘」ではなかった
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アップル社のスティーブ・ジョブズ氏が
スタンフォード大学の卒業式でのスピーチで
卒業生に語ったという有名な言葉。
『なにより大事なのは
自分の心と「直感」にしたがう
勇気を持つことです。』
あれ?
自分の思っていることと
すこし違う。
ベストセラー作家の
マルコム・グラッドウェル氏は
『状況や行動を
ごく断片的な観察から読み取り
すぐ認識する能力』
つまり
「ひと目で見抜く能力」であると
著書『第1感』で語り
いま話題の、将棋で
三冠のタイトルをもつ羽生善治氏は
長考スタイルのイメージですが
多くの研鑽と研究を積み重ねることで
「直感力を磨いている」と
著書『直感力』で語っています。
さらに
『直感力にすぐれた人』は
「先入観を持たない」ことが特徴的であり
『直感の正確性』は
その人の「知識と経験の量」に比例するとか。
いやはや
「直感」に対する
いままでのイメージが変わりました。
いまから思えば
広告会社に勤務しているとき
すぐれたデザイナーやコピーライターは
「直感力」が飛び抜けていました。
クリエイティブ(創造性、独創性)や
イノベーティブ(革新性、刷新性)の世界で
活躍する方々は
やはり、「直感力」も
すぐれていると思えます。
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▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼
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同じことを繰り返す場合は…
「いままでの発想」や「前例」を
踏まえたほうが得策といえる。
予測不可能な場合は…
いままでの知識や経験を基にした
「直感力」を働かせることが求められる。
いまの時代をみると…
イノベーティブ(革新性、刷新性)な発想と
クリエイティブ(創造性、独創性)な着想が
ビジネスモデルの構築にとって
必要不可欠になっています。
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<ビジネスモデルの9項目>
①誰に =理想のお客様
②何を =商品・サービス
③どのように =仕事の内容
④なぜ =選ばれる理由
⑤誰と =協力者、供給者
⑥どこで =販路・販促
⑦いくつ =設備・機器
⑧いくらで =収益方法
⑨どれだけ =原価・経費
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経営コンサルタント(ビジネスモデル構築)
ビジネスモデルイノベーション協会 会員
愛知県商工会連合会 エキスパート講師
岐阜県公認 コミュニティ診断士
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
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株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
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