『ビール党にとっては、少し厳しかった値あげ。

 あれから1ヶ月ですが、やはり影響がでたようです。』


値上げ……

あなたが経営者だったら、どうしますか?


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ローソンで、ビールの売り上げがのびた!

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6月のビールの売り上げは

ローソンが、前年比7%増(*注❶)だった。


想定内の結果……

といえるかもしれません。


なぜかというと

コンビニエンスストアは

もともと、値引き販売をしていなかったからです。


価格の変化は

・アサヒビール「スーパードライ」9.4%値上がり

・キリンビール「一番搾り」   9.6%値上がり

・サッポロビール「黒ラベル」  8.9%値上がり

・発泡酒            8%前後上がり

・第三のビール         8%前後上がり

(*注❶)などなど。


コンビニにとっては、今回の規制(酒税法改正)が

売り上げ増の結果に結びついたことになります。


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スーパーは、これからどうするのか?

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では、スーパーのビールの売上が

どうなったかというと……


首都圏の大手食品スーパーでは

ビールの売り上げが

前年比11%減(*注❶)になったそうです。


ただし

イオンは、主力スーパーで価格を据え置いたため

6月のビール販売額は、ほぼ横ばい。


セブンイレブンジャパンもほぼ横ばい。


この1ヶ月の現状では

コンビニに軍配があがったようです。


今回の酒税法改正は

「お酒の安売り規制法」とも呼べる内容。


経営が難しくなっている

「中小の酒類小売店」を守るための

規制法という見方もあるようです。


それでは、スーパーは

このまま手を打たないのでしょうか?


そんなことは考え難いと思います。

かならず

何らかのアイデアを生みだして対抗策を打ってきます。


そもそも

「総販売原価を下回る価格」が違反対象ですが

現状では、明確な定義が無いようで


スーパーは、しばらく様子をみている

と思われるからです。


*注❶ データ資料

 数字は、すべて、日経新聞より引用。


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▼ このことから、わたしたちは何を学べるでしょうか? ▼

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◉わたしたち(2代目社長)が学べることは……


安売り商売は……

競合する会社と「価格競争」になるので

資金が豊富な会社しか生き残れません。


しかも、その場合…

安さだけで買いに来るお客様は

すこしでも「安いお店」が現れれば

そのお店へ買いにいくことになります。


したがって…

他店よりも安く売ることで集客する「安売り商法」は

お得意様(リピート客)を確保することができません。


つまり…

安定した、お客様を確保するためには


「価格(かかく)競争」ではなく

「価値(かち)競争」をすることが不可欠になります。


他店にまさる「価値」を生みだすことで

『稼ぐ力のビジネスモデル』ができるのです。


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経営に「近道」はありません。

経営の「本質」を見つめ

経営の「王道」を歩んでいきましょう!


そのためには

良き相談相手を見つけることが

もっとも重要です。

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2代目社長を応援する会:代表

経営コンサルタント(ビジネスモデル構築コンサルタント)

一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会会員

愛知県商工会連合会 エキスパート講師

岐阜県公認 コミュニティ診断士

愛知産業大学 非常勤講師

中部大学 非常勤講師

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株式会社 未来デザインカンパニー 

代表取締役 渡邉ひとし

お問い合わせ:rabbit@ogaki-tv.ne.jp (ご質問・ご感想)

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