『寝坊して……。そんな言い訳が許されるかぁ!』

 

今から考えると

長い年月(35年)、サラリーマンとして過ごしたけれど

一度も言われたことのない、セリフです。

 

入社当時の出社時間は、8時半。

 

出社時間が9時になったのはいつ頃だったか?

全く覚えていませんが

いつのまにか、9時出社が9時30分出社になりました。

 

一週間の勤務日数も変わりました。

入社当時、休日は日曜日だけでした。

土曜日は午後3時まで仕事。

 

やがて、隔週で土曜日が休日になり

数年後には

土日が休日(完全週休2日制)になりました。

 

さらに、

入社当時、「国民の祝日」は年間12日でしたが

退社する頃には15日になり

 

現在では、

6月を除く、すべての月で「国民の祝日」があり

年間16日になりました。

 

おまけに、

「国民の休日」が規定されるようになってから

祝日に挟まれた日まで休日になりました。

 

その結果が

「ゴールデンウィーク」「シルバーウィーク」

と呼ばれている大型連休です。

 

そして、今年から始まった

「プレミアムフライデー」の登場。

 

国が休日を決めないと

休まない(休めない)国民というのも

すこし悲しい気もしますね。

 

そういう自分はどうだったかというと

実は、毎年、有給休暇をまるごと返上していました。

 

毎日、夕方から、お客様と飲みにいくのも

仕事のような……

プライベートのような……

 

その境目を深く考えたことなど

一度もありませんせん。

 

大抵は、午前2時過ぎまで

仲間(お客様)と飲み、歌い、人生を語り合い

 

タクシーで、1時間半かかる自宅に帰り

酒の匂いをプンプンさせながら少し寝て

出社時間に間に合うように、朝起きて会社へ行く。

 

そして、朝から、お客様のところへ行き

バリバリ仕事をする。

 

そんな毎日を繰り返していました。

ツライと思った記憶はありません。

 

とにかく、仕事が好きだった。

仕事がおもしろかった。

 

・お客様が、仲間だった!

・お客様が、師匠だった!

・お客様が、兄貴だった!

・お客様が、友達だった!

 

そこには、残業時間という観念がありません。

 

「好きで働いていた!」

「おもしろいから仕事をしていた」

これが正直な感想です。

 

昨年の過労自殺認定から

長時間勤務による過重労働問題が話題になりましたが

 

バリバリ働いていた頃を思い出すと

とても複雑な気持ちになりました。

 

安倍内閣が主導する「働き方改革」により

どのような社会に変化していくのか?

 

同じ社員にも……

・バリバリ働きたいひと

・ソコソコ働きたいひと

・マァマァ働きたいひと

が存在していることを考えてください。

 

社員ひとくくりではなく

社員ひとりひとりの気持ちを

ぜひ、ジックリと聞いてみてください。

 

当たり前のことをする。

これしかありません。

 

経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。

経営の本質を見つめ、

経営の王道を歩んで行きましょう!

 

そのためには、良き相談相手を見つけることが、

もっとも重要です。

 

[頑張れ! 2代目社長!]

☆2代目社長を応援します☆