「在庫を持たない!」

あなたの会社は、在庫を持っていますか?


在庫があれば、いつでも使うことができます。

これは便利ですね。


いちいち、仕入れる必要がありませんから

現場で働く人にとっては、願ったり、叶ったりです。


しかも、

ある一定量の数量で購入すると

単品で買うよりも、大幅に安くなります。


あなたの会社は、どれぐらいの在庫がありますか?

ぜひ、この機会に、調べてみてください。


「在庫の会計処理」は別のテーマになるので

今回は、「在庫に対する考え方」をお話しします。


トヨタ自動車の「かんばん方式」(※注❶)は有名なので

知らない人はいないと思います。


では、なぜ?

あの世界的な、日本を代表する大企業が

「かんばん方式」を採用しているのでしょうか?


それは、利益を最大化させるためです。

もちろん、それ以外の方法も取り組むことで

毎年、1兆円以上の利益を出しています。


さあ、ここで考えてみましょう。


大企業がやっていることを

中小企業が真似してもだめでしょうか?


中小企業が真似しようとする場合

どのように考えればいいでしょうか?


一般的に、在庫を持たないビジネスは、

余計なコストがかかりません。


在庫を持つコストを考えると

・大量の仕入れで、一時的に発生するコスト

・保管して置いておく、スペースのコスト

・保管室の整理をする、人のコスト

・会計上の在庫に関する、処理のコスト

・在庫室から安易に持ち出す、ロス発生のコスト

など。


ひとつひとつのコストを考え始めると

やはり、これは無視できません。


この在庫を持つことは

「社内の常識」であり

「社内の昔からの慣習」です。


実は、以外でしたが

コンサルタント仲間に聞くと

中小企業に結構多い傾向なのです。


当然、業種や会社よっては

在庫を持つことが必要な会社もありますが、

あなたの会社に在庫がある場合

一度、見直してみることも大事ですね。


当たり前のことを見直してみる。


経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。

経営の本質を見つめ、

経営の王道を歩んで行きましょう!


そのためには、良き相談相手を見つけることが、

もっとも重要です。


[頑張れ! 2代目社長!]

☆2代目社長を応援します☆



※注❶ かんばん方式

大野耐一氏:著書「トヨタ生産方式の原点」