「やらないことを決める!」

できそうで、できないことではないでしょうか?


企業も、順調に業績を伸ばして

10年、20年と、時間が経過していくと

1つの事業が、複数の事業になっていきます。


もちろん、多くの個人商店の場合

1つの事業をしっかりと守ることが多いと思いますが


会社の場合、少しずつ大きくなるにしたがい

ひとつ、また一つと

事業が増えていくケースが多くみられます。


さらに、時間が経過していくと

それら複数の事業のなかで

売上が伸びない事業がみられます。


さて、この場合

あなたの会社であれば、どうしますか?


・それなりに売上もあるので、現状維持

・昔から続いている事業だから、現状維持

・事業の担当者が古参社員なので、現状維持

・事業をあてにしている業者がいるので、現状維持

などなど。


やはり、容易に事業を手放すわけにはいきませんね。


なにせ、長年継続した事業には

社内外の関係者も少なからず存在しているので

心情的にも、なくすことへの抵抗が大きいようです。


さて、ここで冷静に考えてみましょう。


確かに、そこそこの売上があるので

この事業を手放せば

その売上は、明日からゼロになります。


しかし、本当に現状維持でいいのでしょうか?


他の事業の利益があるので

その事業を現状維持できるのではありませんか?

もし、そうであるならば、本末転倒なことになります。


そもそも、事業を行う理由は何でしょうか?

売上のためであることは間違いありませんが

本来は、それだけでは無いはずです。


・お客様が待っているから

・お客様が喜んでくれるから

・お客様が困っているから

などなど。


つまり、本来の理由は、

お客様の悩みが解消できて、喜んでほしいから……


では、立ち止まって考えてみましょう。

売上の減少は、なぜ続いているのでしょうか?


それは、この事業の役割が

徐々に無くなった可能性があります。


お客様が買わなくなる理由は

誰でもわかるように

その商品やサービスの役割がなくなったからです。


・もっと安いものを見つけたから

・もっと良いものを見つけたから

・もっと便利なものを見つけたから


これらは、

お客様にとっての役割が薄れたことであり、

その商品やサービスそのものに

問題が生じたわけではありませんが、


役割が薄れた(役割がなくなった)ことを

真摯に受け止めなければなりません。


それでも、その事業を続けることは、

無謀な行為といわざるをえません。


このように、

外から見たときに、首をかしげるようなことでも

社内で働いていると当たり前になります。


勇気を出して、事業を見直すか、

外部からの目をとおして、

あらためて事業を見直す必要があります。


当たり前のことをする

これしかありません。


経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。

経営の本質を見つめ、

経営の王道を歩んで行きましょう!


そのためには、良き相談相手を見つけることが、

もっとも重要です。


[頑張れ! 2代目社長!]

☆2代目社長を応援します☆