「できることで考える!」

突然に、何を言い出したのかと思われたのではないでしょうか。


大学の授業でも学生に話しますし、

経営者の方や、

個人事業主の方にも、お話しすることですが……


自分の将来や、会社のこれからのことを考えるときに、

あなたは、何から考えはじめますか?


おそらく、「できることで考える」、

ではないでしょうか?


講師としてセミナーで質問したときも、

多くの方の答えは、「できることで考える」でした。


もちろん、「できることで考える」ことがダメなわけでも、

ましてや、悪いわけではありません。


ただ、自ら、選択肢を減らしてしまうのは、

とてももったいないな、と思います。


たとえば、

・できそうもないけど、とても興味があること

・やったことはないけど、おもしろそうだと思うこと

・小さい頃から、長年の夢だったこと

・あこがれの人が、やっていること

などなど。


ご自分が、今まで未経験なことを、

選択肢に入れてもいいのではないでしょうか?


むしろ、その方が、楽しいかもしれません。

少し、無責任な言い方かもしれませんね。


ただ、ご自分の将来の可能性を、

「過去の経験の範囲」に絞ることに、

いつも疑問を持ってしまうのです。


会社の経営においても、同様です。


過去の経験は、ある意味、

その会社の指向性や行動パターンなどがあり、

割と限定されていることが多いので、

自由な発想ができにくいのです。


しかし、会社の中にいると、

自分たちが限定されているとか、自由な発想がしにくいとは、

きっと思わないでしょう。


なぜなら、

「ひとは、自分のことが一番わからない」からです。


よく聞く言葉ですが、

「その会社の常識は、世間の非常識。」


あなたも、聞いたことがあると思います。


社内にいると、会社内の考え方や行動が、

「判断の基準」になります。


ものごとの価値基準が、

その「会社内の基準」で測られるようになります。


どこの会社でも、同様だと思います。


最近は、大企業で、

社外取締役をおく企業が増えていますが、

「外からの目」が必要だという証拠ですね。


たとえ、優秀な人材が豊富な大企業でさえ、

やはり、社内の常識がいつのまにか、まかり通り、

気がつけば、世間の非常識になっていた。


大企業の不祥事が、ここ数年、連続して起こりましたが、

「その会社の常識は、世間の非常識。」

になっていたのではないでしょうか?


大企業の不祥事が、

どうしてもニュースで大きく騒がれますが、

中小企業も、個人事業主の方も、例外ではありません。

気を引き締めていきましょう。


当たり前のことをする

これしかありません。


経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。

経営の本質を見つめ、

経営の王道を歩んで行きましょう!


そのためには、良き相談相手を見つけることが、

もっとも重要です。


[頑張れ! 2代目社長!]

☆2代目社長を応援します☆