今日は、
「…変えてもいいことがある。」について、
お話ししたいと思います。
昨日は、『変えてはいけないことがある。』
それは、「ミッション」だと説明しました。
「ミッション」は、
創業者の熱い想い(パッション)と、
強い願い(ミッション=使命感)を、
言葉化したものになります。
では、
変えてもいいこととは、何でしょうか?
・・・・・20秒間、考えてみてください。
それは、
・これから進んでいく方向
・これから目指す目標
・これから実現するイメージの世界
つまり、『ビジョン』です。
ときどき、経営者の方にお話しすることですが、
◉「会社が軌道に乗れば、
社長がやることは、たった二つだけ。」
◉「それは、『ビジョン』と『人事』です。」
もちろん、極論です。
これは、よく考えれば解ることですが、
ビジョンをつくれるのは社長だけです。
社長だけしか、
ビジョンをつくることができないのです。
<これから進んでいく方向>
これから、どこへ向かっていけばいいのか?
この方向を決めるのは誰でしょうか?
さぁ、考えてみましょう。
・実質的な実務のトップである、
専務(事業本部長)でしょうか?
・将来を嘱望されている、
幹部候補生たちでしょうか?
もしも、彼らにビジョンをつくらせた場合、
そのビジョン達成の全責任を負うのは誰でしょう?
他人につくらせた方向(ビジョン)に対して、
経営トップの社長自身が、
本当に、本気で、推進できますか?
日々、深く考え、悩み、苦しみながら、
こちらが進むべき方向だと…
社長自身が決めるからこそ、
本気で、その方向へ進むことができます。
またまた、戦国武将のことを例に出しますが、
・どこと戦うのか?
・どこと手を結ぶのか?
・籠城か、打って出るのか?
確かに、主だった武将たちが集まり、
どうすべきかの軍議はしますが、
最終的に、どうするかを決断するのは、
城主である殿様です。
いつも、全体を見ているのは、社長です。
つねに、先々を見ているのは、社長です。
その社長が決めたからこそ、
幹部も、社員も、
決めた方向へ進むことができます。
ビジョンを、社長自身が決めない限り、
会社の進むべき方向は、
いつまで経っても、見えないのです。
「当たり前のこと」をする。
これしかありません。
経営の本質、経営の王道。
経営に「近道」はありません。
経営の本質を見つめ、
経営の王道を歩んで行きましょう!
そのためには、良き相談相手を見つけることが、
もっとも重要です。
[頑張れ! 2代目社長!]
☆2代目社長を応援します☆
