昨日の打合せ(コンサル)のメインテーマは、
「商品づくり」でした。
商品づくりといっても、
考え方は幾通りもあります。
例えば、
従来のお客様に、新た商品を提供するための、
「商品づくり」という考え方。
この考え方は、私のメソッドでいうと、
第2ステップの『事業の再構築』になります。
この『事業の再構築』を考えるときに、
4マスのフレームワークを使うのですが、
従来のお客様に、従来の商品を提供するゾーンを
第1ゾーン、と呼んでいます。
第1ゾーンのお客様に、
新商品を提供するゾーンを、第2ゾーンと呼んでいます。
もしも、あなたが、
第2ゾーンの新商品を考えるときに、
もっとも重要なポイントは…
あなたの今までのお客様が、
「欲しいと思う商品」であることです。
よく聞く話しは、
「素晴らしい商品」を見つけて、
大喜びで、それを販売しようと考えても、
その商品を買ってくれる「お客様」を新たに探し、
その商品の魅力を知ってもらい、
さらに、買ってもらえるようになるまでに、
膨大な時間と、長期間に及ぶ活動経費が、
必要になるというケースです。
この場合、元が取れれば良い方で、
大抵は、赤字で、
徒労に終わってしまうケースが多いようです。
実は、
事業やビジネスでの落とし穴がここに在ります。
つまり、商品が先で、
お客様が後になっているケースです。
新たなお客様を確保するためには、
従来のお客様に買っていただく経費の、
5倍以上掛かってしまう、と言われています。
つい、「良い商品」が手に入ったときは、
有頂天になり易いですが、
ここは、冷静に、慎重に考える必要があります。
事業の成功者は、
お客様を獲得することに長けています。
彼らの言う、「良い商品」とは?
……「お客様が欲しがる商品」のことを指しています。
ややもすると、
「手に入れた商品」に惚れ込んでしまい、
買っていただける「お客様」が見えていない場合、
その商品を持っているだけで、
大きな成功を夢見てしまうという、
危険で、不可解な現象に陥りやすくなります。
これは、先ほどの、フレームワークで言うと、
新たな商品を、新たなお客様に提供する、
「第4ゾーン」になります。
そして、経営者の方には、
この第4ゾーンには、
なるべく手を出さないように、
いつもお願いをしています。
話しを「新商品」に戻しますが、
今日のメインテーマの「新商品」に関して、
何から、発想すれば良いかと言うと、
・お客様の悩み
・お客様の困りごと
・お客様の求めていること
それらを解決することから発想された
「商品」であることです。
決して、どこからか探して、見つけてきた、
ひとりよがり(お客様不在)の商品で
あってはいけないのです。
くどいですが、
「新商品」の考え方は、幾通りもあります。
今日は、お客様が先にありきの、
「新商品」のお話しをしました。
「当たり前のこと」をする。
これしかありません。
経営の本質、経営の王道。
経営に「近道」はありません。
経営の本質を見つめ、
経営の王道を歩んで行きましょう!
そのためには、良き相談相手を見つけることが、
もっとも重要です。
[頑張れ!! 2代目社長!]
☆2代目社長を、応援します☆
