「永遠の桃花」の感想、続きです。

例によってネタバレしてますので、未見の方はお気をつけくださいませ。

 

夜華は丹薬を作ったことで修為を使い果たします。

折顔上神から丹薬を受け取った白浅は、彼が無傷であることに驚きつつ

それを西海水君の第一王子に飲ませますが、夜華の修為が強大すぎて

第一王子の体が受け止めきれない事態に。

対処する中で、白浅は丹薬に込められた修為が誰のものか気づきます。

折顔上神に事の次第を確かめ、白浅は夜華に会いに行きますが

自分に言うまいとした彼の気持ちを尊重し、黙ってそばに寄り添います。

そして、夜華に良い日を選んで婚儀を挙げようと申し出て

めでたくふたりの想いが通じ合います。

↑夜華に「心から愛している」と告げる白浅。ええ表情しはりますなぁ…

 

しかしここで、夜華の頭カタいお父さんが天君に

夜華が殺してしまった4匹の神獣は、父神(墨淵のお父さん)が生み出したもので

罰当たりだから人間界へ修行に行くべきだと、余計なことを進言します。

夜華は忘川水を飲んで記憶をなくし、人間に転生します。

 

同じ頃、ついに墨淵が目覚め、白浅と感動の再会を果たします。

自分が眠っている間に、うりふたつの者が現れなかったかと問う墨淵。

白浅は恥ずかしそうに、それはおそらく天族の皇太子で、自分の許嫁だと答えます。

↓「許嫁」のパワーワードにショックを受ける墨淵泣

墨淵は、トラブルが起きて産まれることができなかった双子の弟を

父神が金の蓮に変え、自分に託したのだと話します。

崑侖虚で墨淵が守っていた金の蓮の精、墨淵にそっくりなのに彼を知らないのは

こういう理由だったんですね。

 

やっとのことで白浅の元へ戻った墨淵でしたが、待っていたのは

愛する人が弟の妻になってしまうという辛い現実でした。

墨淵の白浅への気持ちに、ただひとり気付いていた折願上神が気を利かせますが

ここでも白浅の鈍感力が炸裂します。

7万年の間、地道に元神を集め続けたのは大切な人のためだと墨淵は吐露しますが

白浅にはそれが自分を指しているとは思い至らず、弟子一同のためだと解釈。

墨淵は、白浅が自分を慕うのも、心臓から血を与え続けたのも

純粋な師弟愛からだと悟り、己の想いを飲み込みます。

実はわたくし夜華より墨淵推しでしたので、ここはせつなかったですショボーン

 

一方、なんとか夜華と白浅の間に亀裂を入れたい素錦は、素素の傀儡を作って

人間界の夜華の元へ送り込み、白浅の嫉妬心を煽ります。

白浅は、素錦の腹は読めていても、気持ちをコントロールできず

呑んだくれて荒れたはずみで結魄灯を割ってしまいます。

割れた結魄灯から溢れた靄が、素素だった頃の記憶となって白浅に流れ込み

彼女はすべてを思い出します。

(明確な解説はありませんが、おそらく夜華が素素にまつわるものを

 結魄灯で300年燃やし続けていたからかと思います)

 

白浅は素錦の居所に殴り込みをかけ、ビビりたおす性悪女から両目を奪い返して

立ち去ります。

このくだりのヤン・ミー姐さん、ド迫力です。

↓怒っても美しい。いやでも怖ぇ…

 

同じ頃、病気により人間界での生を終えた夜華が、崑侖虚で目覚めます。

初めて墨淵と対面し、彼の双子の弟であることと

自分の生い立ちを聞かされ、複雑な心持ちに。

更に墨淵は、白浅が崑侖虚で修行していた頃

金の蓮の世話をするのが好きだったと話します。

きっと運命だったのだろうと。

なんていい奴なんだ墨淵(´;ω;`)

 

さて、ぎゃーぴー喚いてた素錦ですが、白浅を糾弾しようと天君に泣きつきます。

どこまでも往生際が悪く腹黒い、、ぬぅぅぅムキー

 

ここまでで54話です。

素錦の悪あがきは置いといて、地雷がポチッと踏んづけられてしまいましたね。

そう、苦渋の決断とはいえ、白浅の目を奪ったのは夜華なんですよ。。

 

そしてもうひとつ、擎蒼が再び復活しようとしています。

擎蒼は我が子が死ぬとパワーアップするという裏技を持っていて

既に長男が亡くなっています。

それを知っているのは、離鏡と夜華だけなのですが…

 

というところから、クライマックスに向かいます(さすがに次で締めようw)

ではまた、そのうち続きを~