私は、ずっと以前からサリーを着た痩せこけた老婆が寺院への坂道を登っている光景を何度も見てきた。

もしかしたら、私の過去世かしらなんて漠然と思っていた。



アルナーチャラが、酷く懐かしく、戻ってきたと感じた理由がわかったのは、アルナーチャラ通いが続いてしばらく経ってからだった。



プッタパルティで改めてジョーティシュを作った時、ナディリーダーが、「あなたは、前世アルナーチャラの裕福な家に生まれたが、全てを捨てて出家僧になり、インド中の聖地を巡る人生だった。」と。



そして、なんと今世で既に別れていた夫こそ、その時捨てた妻だったのだ。



元夫は、遊びの天才だが、働く事は好きではなかった。
いろいろな面で私が大黒柱となっていたのだが、その理由がこれだったのだと納得。


そして、あのサリーの老婆こそが、まさに私が前世捨てた妻、今世の夫だったのだ。



そして、ナディリーダーは続ける。
その元夫とのカルマは完了ですと。




私は結婚した時、25年という声をハッキリと聞いた。
それがどういう意味なのか全くわからなかったが、消す事は出来なかった。



スッキリとイザコザなく卒婚した時、「あっ、25年だ。」と腑に落ちた。



そして同時に、前世捨てた妻に申し訳ないと思ったエネルギーこそが、カルマになったのだとわかった。


後悔や思い残しのエネルギーを綺麗に片付ける責任は作った本人にある、平等も不平等もない、完全な状態に戻しなさいと言う、完璧な宇宙の理(ことわり)だったのだ。