毎年正月に行われる高校サッカーの代名詞、「第98回全国高校サッカー選手権大会」の県予選が今も各地で繰り広げられ、いくつかの高校では既に代表が決まっている。


今大会の優勝候補といえばまず挙げられるのは前回大会優勝校でプレミアリーグeast所属の青森山田、また、同リーグ所属で二年連続準優勝の流経大柏、これまた同じくプレミアリーグeast所属の尚志高校に加え、今夏インターハイ優勝の桐光学園らを筆頭に、熱戦が繰り広げられる模様。


 注目選手として挙げられるのは、前者の通り桐光学園FW、U-20日本代表の西川潤(C大阪内定)、尚志高校FW染野唯月(鹿島アントラーズ内定)、青森山田のMF武田英寿(浦和レッズ内定)だろうか。また流経大柏のGK松原颯汰や同高校のMF藤井海和などの二年生も台頭するだろう。




前回大会(第97回大会)では優勝に青森山田、準優勝は流経大柏、ベスト4には尚志と瀬戸内が並んだ。中でも尚志は初戦で神村学園(鹿児島県代表)、次は東福岡(福岡県代表)、前橋育英(群馬県代表)、帝京長岡(新潟)らの通称「死の組」を制している。青森山田とPKまでもつれ込む接戦の上、
青森山田が制した。二年連続の決勝進出となった流経大柏は、準決勝も5ー0と難なく制すると、決勝では青森山田にCB関川郁万(現鹿島アントラーズ所属)が先制するも、青森山田のバスケス・バイロン(現いわきFC所属)などの活躍で逆転、三年ぶりの優勝を果たす。





今年はどこの高校が優勝するのか、勝負が始まらないとわからないのが「選手権」。この先に何が待っているのか、まだ、誰の予想もつかないだろう。