今話題の日テレで放送されている
『明日、ママがいない』について、熊本の赤ちゃんポストが設置されている病院が放送中止を求めた問題のニュースを見た。
私はこのドラマを見たが
イイ作品だと思う。
病院側が主張する言い分もわかる。
今はいじめが問題視されているから
養護施設で育った子がいじめの対象になってしまうのではないかと思うのだろう。
でもそもそもドラマというのは娯楽で
フィクションだから、それを禁止するのはおかしいと思う。
悪影響を及ぼすからという理由でメディアを規制してしまえば
この国は民主主義ではなくなる。
有川浩さんの小説『図書館戦争』では、
あるテロ事件が起こり、
それがある小説を疑似しているという理由で
人々はその小説を自由に読むことができなくなってしまう
そういったメディアを規制する法律が出来上がってしまったパラレル世界を書いている。
最近の日本でもそれに近づきつつある気がする。
『明日、ママがいない』に関すると
見方によってはいじめを助長してしまうかもしれない。
でも私は、子供の目線で描かれていること、
尚且つ、子役の演技のすごさに心を奪われた。
完全にハマってしまった。
親がいない中で、強くたくましく生きている
子供たちを描いたこのドラマは考えさせられる
いい作品だと思う。
放送禁止にならなくても、この問題で
その後の展開がはじめの筋書きから変わってしまわないことを願いたい。





