ASEAN議長声明、南シナ海の懸念共有 中国進出を牽制 | r75pcは 大田区久が原の 高齢者向けのパソコン教室

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 東南アジア諸国連合(ASEAN)は23日、マレーシアで開いた首脳会議の議長声明を発表した。中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題に関し「軍事プレゼンスの強化やさらなる軍事拠点化の可能性について、複数の首脳が示した懸念を共有する」と明記した。

 事前の声明案では「懸念」という文言は含まれていなかった。今回の首脳会議で、領有権を争うフィリピンやベトナムなどの加盟国から意見が出たことを踏まえ、南シナ海への進出を強める中国を牽制(けんせい)する内容となっている。

 声明は、南シナ海の平和や安定、航行の自由の重要性を再確認。全ての関係国に「緊張を高めるような行動」を取らないよう呼びかけた。

 ASEANと中国による偶発的な衝突を回避するための行動規範(COC)の早期締結を盛り込み、国連海洋法条約を含む国際法に沿った紛争解決の重要性を強調した。

 10カ国首脳が22日に宣言した「ASEAN共同体」の発足を歓迎し、今後も地域の統合を進めることで一致したと表明。日中韓やインドも含めたアジア広域の自由貿易圏を目指す東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の早期妥結に期待を示した。

 またASEANは、22日に開いた日本・ASEAN首脳会議の議長声明も発表。中国を念頭に「関係国間の信頼を損ねた南シナ海での最近の動き」に対する「複数の首脳が表明した懸念」を共有するとした。

 草案では「南シナ海」や「懸念」という文言も盛り込まれていなかった。