民放テレビの10月期の連続ドラマが出そろった。目立ったヒット作のなかった7月期とは打って変わり、話題作がそろい、全体的に視聴率も上々だ。主な作品の序盤の動向と見どころを探る。(三品貴志)
8日現在、最新話の視聴率が10%以上を維持しているのは、日本テレビ系「偽装の夫婦」▽TBS系「下町ロケット」▽テレビ朝日系「相棒season14」▽フジテレビ系「5→9~私に恋したお坊さん~」など計6作。7月期には、2話時点で2桁超えが2作しかなかったのと比べ、活況を呈している。
中でも「下町ロケット」(日曜21時)は、視聴率を第3話(18・6%)まで右肩上がりに伸ばし、好調を維持(第4話は17・1%)。「半沢直樹」で知られる作家、池井戸潤さん原作のドラマで、ロケットエンジン開発に情熱を注ぐ下町企業の奮闘を描いている。