朝ごはんを食べて向かった先は




(バンデリア ビジターセンター)




私達が旅行していたこの時期は

このビジターセンターにあるバス停から

無料のシャトルバスが出ていたので




それに乗り、2.30分揺られて着いたのが

(バンデリア国定公園)




このバンデリア国定公園は

前回ニューメキシコに来た時にちょっと気にはなってたけれど

カシャカトゥエの方を優先させた結果

来れなかった場所だったんです。

今回来れて良かった!!




この穴が沢山空いているのはフリホレス渓谷。

ここにかつてアナサジ(Anasazi)と呼ばれた人々が暮らしていました。

アナサジとはモニュメントバレー等で有名なナバホ族の言葉で

『外敵』や『よそ者』を意味するんですが

近年、アナサジの人々は

メサヴェルデ国立公園で暮らしていたとして知られている

プエブロ族の祖先と当たることが分かって
(他にも現在のホピ族、リオ・グランデ族等の祖先としても考えられている)

現在ではアナサジとは呼ばないようになりました。

そのかつてアナサジと呼ばれ

今では古代プエブロ族と呼ばれるようになった人々が

ある日を境に忽然とこの溪谷から姿を消しました。

その残された住居跡を歩いて回れるのが

こちらのバンデリア国定公園なんです。

古代プエブロ族がなぜある日突然姿を消したのか、

その理由は長い間謎に包まれていましたが

最近ではリオ・グランデ川へ水を求めて

大移動をしたと考えられるようになったそうです。





キバ(kiva)と呼ばれる儀式の用の場所の周りに




住居跡が沢山残されていました。

この場所は地面の上に住んでいた跡ですが、

この集落を過ぎて進んだ先にある




このキャニオンの中へと入っていく階段を登った先には




岩の中に作られたキバや住居跡がありました。




その内の幾つかは梯子が掛かっていたので中を覗いてみると




こんな感じの天井が低い室内になっていました。

みんなここで暮らしたり祭事をしていたんですね。




こちらの岩壁はロングハウスと呼ばれていて

2.3階建ての縦にも横にも長い住居跡になっています。

このロングハウスの岩肌には




鳥(多分)や




人間(多分?)、




四足歩行で尻尾のある動物の絵が描かれていました。

よく目を凝らして見てみると

他にもたくさんの模様や絵が残されていて

新しい柄を発見するのがとても面白かったです。




この後は二手に分かれた先を左へと進んで




Alcove Houseへと向かいました。

ここには

『これからは約42.6メートル昇るので

高所恐怖症の人はやらない方が良いですよー。』

と言った内容の看板が。

事前に長い梯子を上るのは知っていたけれど






この階段や梯子を対向する人待ちをしたり

待たせないように急いで上ると言うのは全然想定していなかったので

自分のペースを乱されて少し疲れてしまいました。




上りきった頂上には再建されたキバが。




こんな頂上でも人々が暮らしていたのは凄いですね。

頂上には気持ちが良い風が吹き抜け

景色も良かったのでここまで来てみて良かったです。




下に下りてから見た梯子や階段はこんな感じ。

多分上るより下りの方が怖いのかな?

高所恐怖症の人や下がスケスケになっているのが怖い人、

階段が苦手な人には向いてないと思うけど

それ以外の人なら問題ないと思いました。

この後はまたビジターセンターまで歩いて戻り

そこからシャトルバスに乗って駐車場へ。




この周辺にはこれだけの見所があるらしいので

もっと時間があったら滝やトンネルも行ってみたかったです。

バンデリア国定公園はトレイルがしっかり整備されている上に

道のりも険しくないし、

カフェやレストランもあったりして

気軽に行くには丁度いい公園だなと思いました。

全て込みで2.3時間というお手軽さが良かったです。

楽しかった!

予定していたより随分と早く戻って来れたので

ここからは次の目的地へ向かいました。

続く