8時半までに行く必要は無く、
抽選の始まる9時ちょっと前に行きました。
この日も95組の申し込みがありましたが
中にはもう50回以上も抽選に来ては外れている男性が居て
くじを引く男性から『今日こそ当たると良いね!』と
声を掛けられていました。
狭い室内は緊張と不安と興奮が入り混じった雰囲気。
私達にとっては2回目の抽選であるこの日が
ウェーブに応募出来る最後の日だったので
当たったらどうしようと心配かつ不安でありながらも
やっぱり当選したかったのですが
この日も残念ながら外れてしまいました(泣)
ちなみに50回以上来ている男性も呼ばれなかったのに
目の前に居た若い日本人の女の子2人組が呼ばれた時には
余りにも悔しくてダークサイドに堕ちました。。。
トボトボと抽選会場を後にする時に
お部屋の外に居た係りの人にサウスの抽選会は何時か聞いたら
また10時45分に戻って来てくださいねとの事。
実はサウスも現地抽選をやっているんです。
サウスも現地抽選で選ばれるのは10人だけですが
基本的に10人に満たない事が多く
その場合はくじを引くまでもなく全員が参加権を貰え、
たまに10人を超えるとくじを引く事になると教えてくれました。
ただ最近はウェーブのあるノースもサウスも
異常に人が増えて来ていて
6月はウェーブへの応募者が大体毎日60人前後だったのに対して
今日は152人居たからね。。。と言われた時に
嫌な予感がしたんですよ
ホテルをチェックアウトして10時45分に戻って来てみれば
サウスへの応募者は13人。
抽選会場のお部屋に通され
同じ彼がビンゴのルーレットを回した結果は落選。。。
13人中10人は当選出来るんだからきっと大丈夫!と
思っていた私は自分でもビックリする程
大ショックを受けてしまったんです。
ウェーブでは当選したらそれはそれで困るからと
受からなくても良いよね?ってか受からない方が良いよね?
なんて気持ちに保険を掛けていましたが
実の所は自分でも気付かなかったけれど
本当に本当に本当に行きたかったみたいで
サウスに落選した時から涙が溢れてしまったんです。
悔しくて悔しくて悲しくて悔しくて涙が出て止まらない。。。
そんな私を見て、そんなに行きたかったの?!と夫もビックリ。
自分でも気付かなかったけどすごく行きたかったのー!!
と、泣いている私に夫は
これから毎月ウェーブに応募して良いよ。
それで当選したらお仕事休むからまた必ず来ようよ。
と言ってくれて、そしたらその瞬間に
いつまた来ても良いんだ。沢山応募しても良いんだ。
と許されたような、認められたような、そんな気持ちになって
私にはすごく大きな味方が居てくれるんだと思ったら
悔しくて悲しかった気持ちがすぅっと落ち着きました。
今でもウェーブにはまた応募したいし
いつかは行きたいと思っているけど
誰も彼も蹴落として何が何でも行ってやると言う
呪いにも似たようなダークな気持ちでは無くなったので
この時の夫の一言は本当に大きかったです。
ザイオン国立公園の東口のゲートそばにある
マス目模様の岩(山?肌?)
ここの道を通り抜ける時に左右に広がる景色が凄かったです。
雲一つない青空と色んな色の山々のコントラストが
とっても綺麗でした。
この日の目的地はThe Narrows。
川の中をジャブジャブ歩けるトレイルなんです。
ザイオンに来たらナローズで川を歩かなきゃ!!
本日のお天気や洪水の危険性がないかを調べました。
動きやすい格好の下には水着を着て
足元はウォーターシューズ。
濡れても良い、もしくは完全防水のリュックに
お菓子とお水、バスタオルを詰めたら
両手にトレッキングポールを持っていざ出発です。
砂だらけの道を1.6キロ歩きます。
意外と長い道のり。
30分ほど歩けばトレイルの終点、そしてナローズの出発点です。
最初に足を浸けた時はあまりに冷たくて
一歩も歩けませんでした
普段なら絶対出来ない体験にワクワクが止まりません。
小さな滝もいくつか見かけました。
何度も指先を岩にぶつけたり足首を挫いたりしてしまいましたが
それでも帰りたいとは全然思わない。すごく楽しい!
この人達は腰まで浸かっていました。
私も水着を着ていたものの下半身が全部浸かるのはやっぱり嫌で
前方を歩く人が通ってる歩きやすい所を選んで歩きました。
最初と比べると川幅が随分と狭くなって来ました。
進み続けると太陽の光が川まで届かなくなりました。
女性が3人手を伸ばせば左右の岩壁に届くほど狭くなりました。
滑らかだけど不思議な表面の岩肌が目に付きます。
出発してから2時間ほどでしょうか。
正面に見える左右の岩壁はもうすぐくっ付きそうな程です。
このまま進み続けると川幅は6メートルほどになり
左右の岩壁の高さは600メートルにもなるんだそうです。
この先がすごく気になったけれど帰るのも時間が掛かるので
後ろ髪を引かれながらナローズを下り始めました。
やっぱり先が見えない川を進むと言うのは
結構勇気が必要だったみたいです。
出発地点に無事に戻ると
そこには木の棒がいくつか置いてありました。
朝早くに出発するとこの棒が沢山置いてあるので
自分達でトレッキングポールを持って来る必要が無いんです。
もしも自分達のトレッキングポールが無くても
写真の左から2番目にある紐のついた棒は
国立公園外のお土産屋さんでレンタルする事が出来るようです。
砂だらけになった足を水道で洗い流してから
バスに乗って駐車場へと戻りました。
このナローズは今回の旅行で最も楽しいトレイルだったので
また行けるなら来年の夏にでも行きたい位です。
もし実際に行く事が出来た時には朝イチから川に入り
ナローズの最終地点まで行きたいです
これは元々あった岩肌が半分崩れ落ちて
アーチみたいになった物です。
このアーチは行きに通って来た道にあるのですが
午前中は逆光で見えにくかったので夕方に見るのがおススメです。
晩御飯はこちらのお店で食べました。
お店は大混雑なので予約は必須です。
↑夫の頼んだステーキ
ここのレストラン、美味しかったと思います。
特にトマトスープが濃厚で私の好みの味でした。
パスタはこのままだと味がほとんど無くて
自分で塩胡椒を振りながら食べたら美味しかったし、
ステーキはやっぱり塩胡椒を振りながら食べたけど
とっても柔らかかったです。
この日は早めにホテルに戻りのんびりと休みました。
続く