インディアナポリスで1泊した翌朝は
7時にホテルを出発をして目的地へ向かいました。
去年、日本人レーサーの佐藤琢磨さんが優勝したレースです。
インディ500を目の前で見るという主人の夢を
実現しに来ました。
(本当は去年のレースを見たかったー)
この時点で既に汗が流れる程に暑かったですが
この日も34か5度まで上がる予定だったので
みんな涼しそうな格好で
飲み物を沢山入れたクーラーバッグを持っていました。
私達は凍らせたペットボトルのお水を沢山持参していざ中へ。
中に入って写真を撮る事が出来ました。
レーサー目線は恐らくこんな感じ。
あと数時間でここでレースが起きるのか、と言う思いと
主人がとても嬉しそうなのを見てすごくワクワクしました。
さらに奥へ進むと人集りが。
ホンダのレーシングカーだけど色が赤。
佐藤琢磨さんが優勝したのは青のレーシングカーだったので
これは違うようです。
どうやらここでは古い車のメンテナンスをしていたらしく
この車庫の中には他にも何台もの車が置いてありました。
レース中に事故などが起きた時には先頭を走り
コース上の安全が確保出来るまで皆を先導する車です。
あの白い球体は昔は光っていたのでしょうか。
ちなみに今年のペースカーは2019年版のコルベットの中から
1番早いモデルを選んだとニュースで言っていました。
コントロールタワー『パゴダ』。
インディ500は第1回目の開催当時から
5月の最終週である
メモリアルデーのある週末に開催されているので
This is May と書いてあります。
気温もドンドン上がっていて
体調不良の私はクラクラするほど。
朝8時の時点ではガラガラだったスタンドも
この時は佐藤琢磨さんの紹介中です。
この日を持って引退をする事が決まっていたので
私はこの緑色のパトリックさんを応援していました。
私が楽しみにしていたケリー クラークソンの国歌斉唱。
ケリー クラークソンのアルバムThankfulを
大学生の時によく聴いていました。
本人の生歌が目の前で聴けるとは。。。
先程まで中を見学していたサーキットの内側から
赤、青、白の大量な風船が放たれました。
アメリカっぽいですね!
ついに
Ladies and gentlemen!!
Start your engines!!!
の掛け声と共にレーシングカーにエンジンが掛かりました。
スコアを表示するパイロン(電光掲示の柱)にも
同じ言葉が。
これは車だけではなく観戦している私達自身にも
エンジンを掛けろ!と言う試合前の1番盛り上がるフレーズで
夫がとっても楽しみにしていた瞬間でした。
周りの観客も夫も皆手を振りかざし
歓声をあげていました。
インディでの平均速度は350km/h以上だそうです。
私達は1番スピードが出ているであろう
直線コース前の席を取っていたのですが
早すぎて目が追い付かないという体験を
恐らく生まれて初めてしました。
直線コースを走っていて、どこに来るかも分かっているから
カーブを回った時から見る用意をしているのに
通り過ぎる車の大体の色しか見えなくて驚きました。
タイヤ交換をしながら燃料も入れて数秒間とはすごいです。
途中で1台燃料が漏れたのか車体とその周りが
燃え上がる事件が起きたのですが
良くあるのか誰一人として慌てていませんでした。
事故が起きてイエローフラッグが振られました。
赤いレッカー車に乗せられた佐藤琢磨さんの青いお車
周回遅れの車に突っ込む形になりリタイアしてしまいました。
その後には私の応援していた女性レーサーの
パトリックさんも事故に遭いリタイアをしてしまったので
試合の超前半で私の応援していた人達は
全員居なくなってしまいました
全部で6台クラッシュしてリタイアしていました。
優勝者はウィル パワーさん。
牛乳を渡されるパワーさん。
ゴクゴク飲んだ後に頭からかぶってました。
1910年当時にコースに張られていて
現在はフィニッシュラインに残されている
ブリックヤードと呼ばれるレンガに何度もキスをし
インタビューを続けていました。
佐藤琢磨さんとパトリックさん残念だったな
でもお疲れ様でした!
優勝当時の大きな写真が飾られていました。
汗が絶え間なく体を伝って流れているのが分かるほど暑くて
体調も超絶悪かったけれど
世界で1番早くて有名なレースを観れて良かったです。
良い経験ができました!
夫が幸せそうだったのが何より嬉しかったです。