アメリカでは日傘差してる人は本当に居ない。

たまぁに雨傘を日除けにしてるっぽい人が居るだけ。

しかもそーゆーのは全部アジア人。

私は日本では日傘をずーっっっと差してきて

そりゃもう大学の登校時から差してたから

サークル仲間の男子にはからかわれたりもした。

きっかけは東京ヴェルディのサッカースタッフのバイト中に

暑さから来るストレスと熱中症で

呼吸が出来なくなって倒れた事だった。

そのまますぐにお医者さんに掛かって夏のバイトが禁止になった。

色んなストレスに弱い体質だから気を付けて、

更に夏にはこれからは日傘を差してくださいねって。

なるべく色んな種類のストレスを減らしてくださいって。

それで日傘を差すようになったんだけど、

本当はおばぁちゃんが綺麗な水色の日傘を差してたのに憧れてた。

すっごく小さい頃、おばぁちゃんとお出かけする度に

おばぁちゃんが差す日傘とサンダルの音がすごく素敵で

小さいながらにこんな大人になりたいって思ってた。

すごく大人っぽくて、女の人っぽくて

お姫様みたいだなーって憧れてた。

だから倒れてお医者さんに言われたのはラッキーだったな。

周りは全然日傘を差してなかったけど

これで日傘を差す絶対の理由が出来たって嬉しかった。

それからは日傘を差して、出勤とかにも差すようにしてたから

そこでもまた日傘?!って驚かれたりもした。

あの頃はまだ10代とか20代なりたての子が

日傘を差してるってあんまり無かったのかもなー。

でも本当に涼しいし、自分だけの日陰が出来るってだけで

真夏でもお外を歩くのがそこまで嫌じゃ無かった。

私は日焼けをすると赤く腫れて水膨れになったりもする。

あっという間に赤くなってシャワーはおろか

冷たい水が当たっても痛くなっちゃう。

私の身体では日焼けが火傷になってると思う。

だから日本では必死に日傘を差してたのに

こっちでは差してる人が居ないじゃん??

渡米して来る前からネットで調べたりしたけど

差してると目立つし奇異な目で見られるとあって

随分差すのに戸惑ったりもしたけど

3ヶ月前にアリゾナに行った時にまだ3月中旬なのに

日焼けして耳が水膨れになっちゃって

もう構ってられん!自分の身を守れるのは自分だけ!

と日傘を差す日本人になろうと決めた。

モチロン日焼け止めはきっちり塗ってたんだよ。

でも全然対応出来なかった(;´Д`A

で、差してみると意外と人の目は気にならなくて

むしろ我慢して太陽の下に居たのがアホらしくなった。

顔も耳も口もヒリヒリしなくて済むし

全身がチリチリジリジリ焼けるような痛みもない。

周りに合わせるのはすごく大事だけど

自分らしく居るのも大事だ。

ずっとモヤモヤしてたのがストンと楽になった。

日本だとどんなに狭い道でも差してたけど

こっちは湿度も低いし皆は太陽の恩恵を受けたいだろうし

だから広い道とか、人が少なめのトコとか

長く歩く時とか、邪魔にならないトコで今は差してるよ。


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日傘と自然と旦那様。

旦那様がサッカーをまた始めたよ。

いつか試合を観に行くんだー(人•ᴗ•♡)

あ、そうだ。何でこっちの人が日傘を差さないのかってか

何で夏には皆がこぞって日焼けをしてるのかを

ローカルの人に聞いてみたんだった。

そしたら日焼けはステータスなんだって。

日焼けをする=お外で遊べる=余裕がある的な。

お仕事ばっかで篭ってると日焼け出来ないし

お金にも時間にも余裕が無い人ってなるらしい。

だから日焼けしてる人は遊んだり

バカンスに行けたりする余裕がある人って事みたい。

皆が走ったり自転車に乗ってるのも同じ理由とか。

まぁ、他にも理由はあると思うし、違う人も居ると思う。

でもそう言うことなんだよってその人は言ったんだよ。

確かにそう言われたらそうだよねって思ったよ。

納得。文化や考えが違うっていうのは大変だけど面白い!

まだまだ慣れない部分も多いけど

そーゆーアメリカが大好きです!