ミシガン大学のエマージェンシーエントランスに車で乗り入れると
すぐに係りの人が寄ってきて緊急かと車椅子の必要性を聞かれた。
その後私たちは車を降りて、病院にすぐ入った。
残ってる車は係りの人が車を駐車場の空いている所に停めてくれた。
中には既に通訳の人が待っててくれて彼女のお蔭で手続きはスムーズ。
生年月日・住所・電話番号・名前・何が起きたのかを伝え順番を待つ。
その後順番に個室に通されてガウンに着替えた。
血圧・脈拍を図りながらまた同じことを伝え、
症状だけは詳しく丁寧に話した。
血液検査のために腕にカテーテルを挿入し固定。
この時に刺したい場所を選べたのにはびっくりした。
私は一般的な肘の内側を選んだよ。
この後も問診が続いたけど、妊娠してますかの質問には
子宮外妊娠の末の卵管破裂だと自己診断してる私には
『してないとは言い切れません』としか言えなかったな。。。
通訳さんが『 I can't say NO.』 とか『I'm not sure』とか言ってた。
この時にいたぽっちゃりしたナースが私のことを
『 She is cute! She's Smiling.』って言ってくれたのがこんな時だけど嬉しかったな。
検尿もしたんだけど、ビンと小さいおしぼりを3つ渡されて
『真ん中、右、左って拭いてください』って言われてびっくり。
そんな指定があるとは!しかもビンに採るとは!!!!
2時間くらいしてから超音波の検査。
超音波は英語ではUltrasoundっていうのを初めて知った。
この長い待ち時間の間に通訳さん帰ってったけど。。。
ベッドのまま超音波室に運ばれて検査開始。
ジェルを塗ってエコーを取るんだけどお腹をぐりぐりされるから痛い!
ぐぐぐって押されるのも痛かったけど、
ぱって離されるのはもっと痛かった。。。
でもエコーを見ながら技師さんがなんとも不思議そうな顔。。
頬に手を当てて『ん~~~??』って感じ。
でも何にも言ってこないから不安になった。
『どこが一番痛いのか押してみて』と言われたけど
もうどこが一番痛いのか分からなくてとりあえず右下腹部を指しといた。
その後は内診。
『一度トイレに行って、そのあとInternal examね』
って聞こえて、たまたま直前に病院で使える英単語を読んでて
Internal examを覚えてた私はヤマが当たった感じでちょっと嬉しかった。
戻って来て内診だけど、内診中も私の隣には旦那様・・・
いや、実はエコーの時から真横に居てくれてたんだけどね。
てか膝からお腹にはタオルが掛かってるけどなんちゅーか恥ずかしい!
でも技師さんは全く普通で、旦那様に
『お席外してくださいな』なんて一言も言わないの!
私が気にしすぎなのね。ナルホド!と思って深呼吸しつつ力を抜いた。
けどやっぱり中で動かされるとお腹に響いて痛いわけよ・・・
なんとか頑張って終えてまたお部屋に戻った。
お部屋に戻ってすぐにナースが『新しい検査するから飲んでね~』って
マックでコーラ入れるようなカップをふたつ持ってきた。
30分かけて1つ目、さらに30分かけて2つ目を飲むらしい。
これが微妙!!
ぬるいどろっとしたブドウ味みたいな味。。。
これはそれを飲み始めた所。
もうこんな感じになっちゃって気分は重病人。
そんな時に新しい通訳さんと先生が来てくれて状況を教えてくれた。
さっきの超音波では何枚も写真を撮ってたみたいで、
それは外科チームが見るんだってこと。
どうやら私が痛みを訴えてる場所が盲腸場所だから怪しいこと。
でも超音波では良く分からなかったからこの後CAT SCANをすること。
CAT SCANをすればお腹がクリアに見えること。
ふむふむ、CAT SCANってのはCTのことか?!
それにしてもこのERが寒いのかトイレが近い。
1時間に1回行っても足りない。
この現象もちょっと怖かったな。。。
ここからまた2時間以上待ってやっとCAT SCAN。
旦那様はお部屋の残ってくださいって事で私だけまたベッドで移動。
着いたのはやっぱりCTのお部屋だったよ。
腕のカテーテルから体が熱くなるお薬を注射。
これが本当に体の内側から熱くなる。
度数の高いお酒を一気飲みしたみたいに喉がカーッと痛い。
でもこれでお腹の中がクリアに見えるんだって。
ここでは2回CTを撮って終了。
またお部屋に戻って2時間待つ・・・
朝から何にも飲んでないし、食べてない。
旦那様は私に付きっきりでトイレにも行ってない。
その事が本当に申し訳なくて悲しかったよ。
続く