再びピンポンが鳴りまたお2人の警察官が来られました。
食器を洗っていた夫へ警察があなたと話したいそうです。と、伝えました。
なぜ食器を洗っていた?あんなに暴れて、怒鳴って家族に迷惑をかけたのに…全く理解できません。
暴れたためか真冬にも関わらず夫の上半身は半袖Tシャツ1枚でした。
そしてそのまま警察官の待つ玄関へ。
どんな会話をするのか私と次男はじっと聞いていました。
「どうしてスマホの取り合いになったんでしょう?」という問いに「別に大したことではなくちょっと取り合いになった感じですね」と普通に答えた夫。
私と次男は先程までの姿が信じられなかった。
そしてまた私が呼ばれて女性警察官に大丈夫ですか?と念押しされた。「はい、大丈夫です」と言うしかなかった。
1度警察が来たことでまた暴力を振るうと自分の立場が危ういとわかった夫はもうしないだろう。プライドも高いし外面も気にするタイプ。
そう思って大丈夫を通すことにした。
これが正しかったのか、間違いだったのか…それは今もわからない。
ただ子供の父親を守っただけ。
警察官が帰り、鏡を見ると顔や体に小さな傷や打撲の痕が何個もあった。
この顔ならわかっていたのかもしれない。
だから戻って来てくださったのかもしれない。
本当に大変なお仕事だと尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになった。
ただ私はこれからどうしたらいいのか全くわからなくなった。