　ノエル・ギャラガーを知ったときから、私は彼にもどかしさを感じています。

　他のアーティストは「人生の中で何を大切にしていたのか」といったことが割と想像しやすいのですが、今のところノエルだけがよく分かりません(この掴みどころのない感じが好き)。

　なんでノエルだけこんなに分かりにくいんだろうなーと考えてみたところ、ノエルはあらゆることにおいて、他のアーティスト・人間よりも、大切にしているものがずっと少ないのではないかという結論に至りました。

　ノエルはいつだってシンプルで、「生きてるだけでOK、幸せは近くにある」「俺こそが最高！」みたいなマインドのため、何かに執着することがないような気がします。

　いい意味で最低限のことだけ考えていて、余計なものがありません。余計なものがないと、それだけ想像や考察がしづらくなります。例えると、壁を登ろうとしたら凸凹がなくて、どこにも足がかけられない、みたいな…^^;

　まあ要は、ノエルはいつでもどこでも自分を隠さず、ありのままの姿でいるので、「あれがノエル」なのでしょう。それ以上、私たちファン側が考えるべきことがないのでしょう。

　(大体のアーティストは、もう1人の自分を演じているようなところがあるので、「あの人の本当の姿はどんなものか？」と想像しやすい。)

　いつも素でいるゆえ、逆に何者かが掴みにくい男…不思議な男、まさにwonderwall…私はノエルをそう捉えているのですが、他のノエルファンの方はどうなんでしょう…^^;

　ところで最近、アドラー心理学というものを知りました。この心理学を考えたアルフレッド・アドラーという人物の人生観は、ノエルの人生観に近い気がします。

　ということで、また機会があれば、「ノエル×アドラー心理学」ということで記事を書きたいなーと思っています。

You are my wonderwall