だいぶ前の記事で、「ノエル×アドラー心理学」というテーマで記事を書きたい、と書きました。↓
というわけで、今回から書いていきます。今回は、①「原因論」ではなく「目的論」です。
簡単な例を挙げれば、
「過去に虐待されたから、人間不信になった…」
ではなく、
「過去に虐待されたから、自分の子供には虐待しないようにしよう!」
と考えること。
もっと分かりやすい例なら、
「私は暗い性格だから、人に話しかけられない…」
ではなく、
「なんとしてでも人に話しかけよう!」
と考えること。
原因ではなく目的に意識を向けると、前向きになれるのです。「これまでどうしてきたか」ではなく、「これからどうするか」です。
まとめれば、「物事を前向きに見よう」ということ。前向きであることの大切さは、前に進みやすい状態をつくれることにあります。
さらにアドラーは言います。「感情すらも目的だ」と。
分かりやすく言えば、人は「〇〇という原因があるから怒る」のではないのです。「怒るという目的があるから怒る」だけなのです。
原因は自分の力で変えられないものですが、怒りを目的と考えると、自分で目的を変えられる、つまり自分で怒りをコントロールできると思いませんか?
怒りを制御し、前を向いて進む。「Don't Look Back In Anger(怒って振り返るな)」ってことです。