こんにちは、あすなろまどかです。
今回は、映画「Yesterday」の感想の続きを書いていきます。
↓前回の感想その5は、こちらです。
さて、前回の記事から、少しすれ違ってしまったジャックとエリー。
(今回の記事では、エリーは登場しません。)
場面は、ジャックのファースト・アルバムのタイトル決めのミーティングへと移ります。ジャック自身も、それに参加しました。
おそらくビートル・マニアであるジャックはもちろん、
「Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band」
「White Album」
「Abbey Road」
など、代表的なビートルズのアルバム名を提案しましたが(アルバム名は覚えていたようです。)…。
そう、ここはビートルズが存在しない世界。彼らが存在していれば…
長くて意味深なタイトルもセンスのあるものとなり、
白一色のアルバムも味のあるものとなり、
ただの横断歩道ですら洒落た世界観に変わってしまいます。
だから、まだそこまでの大きな人気がないジャックがそれらを提案しても、却下されてしまいました。
ここでも、ビートルズの凄さが感じられます。
↑ジャックが写真を撮り、提案した「Abbey Road」。
やはり、ここを歩いている4人の人間がいなければ、どこかパッとしないアルバムにしかなりませんね。
そんなわけで、結局アルバムのタイトルは「One Man Only」になってしまいました。
ちなみにこのタイトル、
「ジャックは誰の模倣もしていない」
「誰の二番煎じでもない」
と考える男性によって付けられたものなのですが、当然ジャックの曲は模倣どころか、ビートルズの曲そのままです。
なのでこの場面で、ジャックは複雑そうな、罪悪感を感じているような顔をして、ため息をついていました。
ジャックの心境をよく表しているこの場面が、とても好きです。
このあたりから、ジャックが精神的に不安定になってきます…。
映画「イエスタデイ」感想その7に続きます!