こんにちは、あすなろまどかです。


 近ごろ、大好きなルパン三世を観ていて、どうにも気になることがありまして。


 それは…


「ルパンってどうしてあんなにカッコイイの!?」


 ということ。



 いや、もちろん、内面のカッコよさは分かります。


 ハードボイルドなルパンは、「スリルのために手段を選ばず生きる」という魅力的な性格を持っているから、カッコイイ。


 コミカルなルパンは、「普段はおちゃらけてるけど、いざというときは頼りになる」というギャップを持っているから、カッコイイ。



 では、外見がカッコイイ理由とは…?


 みなさん、考えてもみてください。ルパン三世って、こんなんですよ。

 笑い方はとても上品とは言えないし、ひどく姿勢が悪くて猫背だし。


 銭サンにしても…。

 メチャクチャ猫背&ガニ股 笑


 普通、こんなのカッコよくないじゃないですか。


 それでも、私たち(ルパンファン)が、ルパンや銭サンをカッコイイと思ってしまう理由は何か…?

 少し考えてみて、自分なりの答えを出しました。



 それは、ズバリ!


「ルパンたちの腕や脚には、多角形が隠されている!」


 どういうことか、1枚目と2枚目の写真を使ってお話ししましょう。


 まず、1枚目の写真の、左上の絵。

 あの独特な「ルパン笑い」ですね。

 

 このルパンの、腕と脚に注目してください。

 そこには、三角形があるのです!

 


 もっと分かりやすく、線を描き込んでみましょう。

 ホラ、この通り!

 非常に美しい三角形じゃありませんか、ネェ?



 同じように、先ほどの銭サンも…。

 この通り、三角形や四角形、五角形が浮かび上がってきます。

 

 この美術の法則にのっとったような、優美なカタチ

 この美しさが、ルパンの持つ「カッコウよさ」に変換されるわけです。

 これこそ、「ルパン三世」のキャラクターの外見の魅力だと思います。



 でも、現実でこんな人がいたら、嫌ですよね。

 あんな猫背とガニ股で駆け寄られたら、チョット気持ち悪いじゃないですか笑


 では、なぜルパンや銭サンならカッコイイのか?

 それは、ルパンたちが三次元の人物ではなく、二次元にのみ存在するからだと思います。



 先ほどの銭サンを見てください。

 見事に、多角形が4つもできています。

 こんなのは、奇跡なんです。そしてその奇跡は、現実ではとうてい起こり得ません

 

 みなさんが銭サンだとして、こんなカッコウでルパンを追えますか?

 彼は右脚を上げていますが、左脚のヒザは地面についています


 このカッコウで走れと言われても、それは不可能です。もしもやるなら、ヒザを引きずって進むことになるでしょう笑



 これを可能にするのがアニメや漫画、すなわち二次元の世界です。そこでは、突拍子もないカッコウなど、いくらでもできます。


 そしてここで言う「突拍子もないカッコウ」とは、先ほど述べた通り、

 「美術の法則にのっとったような、優美なカタチ」、すなわち「カッコウよさ」です。



 一般的に「ルパン三世の実写は失敗した」と言われていますが、ここらへんにその理由があるのではないでしょうか。



結論:ルパン三世の外見がカッコイイのは、

①美術の法則にのっとったキャラクター造形だから

②二次元のキャラクターだから


 あくまでも自分なりの結論ですが…。



 これからも、「ルパン三世」という芸術的な一種の学問を、私は追い続けようと思います。


 それでは、さようなら!


<参考文献>

・「Lupin the third  SPECIAL BOOKLET」