タイトル「いくつぶんの奇跡」
私があの人を愛していたとき
あなたは誰を愛していたのでしょう
出逢うこともなかったかもしれない2人は
同じ世界を生きながら
まったく違う環境で
それぞれ誰に焦がれていたのでしょう
ときどき ふ、と考えるのは
私があの人にホレていたとき
もしもあなたに逢ってたら
どうなってたかということよ
きっと私はあの人に夢中で
あなたのカッコよさには気付けないまま
何事もなく別れてた
ああ あなたも私も
そのとき出逢ってしまったことで
愛し合うことができなかった人たちを
一体どれほど抱えているのでしょう
だから あなたと私がその時期に
運命的に出逢えたことを
色んな人に感謝しよう
いまのあなたを愛してる
心の底から愛してる
出逢うこともなかったかもしれない
「いま」という時の流れの一部の中で
たまたま出逢えただけのあなたを