詩「Alterity」タイトル「Alterity(オルタリティ)」男は言った「できることをひとつずつ こなしていくしかないさ」色っぽく 私の体に指を滑らせて男は言った「俺はできないことでも 必ずこなしてみせるぜ」色っぽく 私の体に視線を落として目がくらんだ誰かを愛しているとき私はいつも 体が動かなくなってしまう誰かを愛しているとき私はいつも そのひと色に染められてしまう(イラスト:あすなろ まどか)