タイトル「彼はNowhere Man」
あいつは変わり者なんだよ
名前を呼ばれたのにも気付かないで
窓辺にあぶなく腰かけて
自分の世界を造っては壊してる
いったい何がしたいのか
彼以外の人間には知るよしもない
もしかすると
彼自身にも分かってないのかもしれない
みんなが彼をうらやましがって
彼のような不思議な男になりたがるけど
僕なら絶対ごめんだな
だって彼 いつでもどこでもひとりぼっちで
何をしててもイライラしてるんだ
自分の世界が
いつまで経ってもまとまらないんだってさ
悩み苦しむ彼は何だか気の毒で
彼のようにはなりたくないと思ってしまう
みんな
彼の造る楽しい世界しか見えてないんだ
造っている男は
あんなに苦労して生きてるっていうのにさ
彼のすぐそばに座ってたって
彼が何を考えてるのか
何を夢見ているのかは
さっぱり分からない
フワフワしていて
掴みどころの一切ないNowhere Manさ