こんにちは、あすなろまどかです。
今回は前回の予告どおり、「ポール・マッカートニーはリンダと出逢わなければ、シンシアと結婚していたのか?」を書きます。(予告どおり記事を書いたのは何ヶ月ぶりだろう^^;)
いや、遅くなってすみませんでした(~_~;)
前回の記事を読んでいない方は、まずそちらをお読みください。↓
さて、まずはタイトルへの答えを書きましょう。
これはあくまでも私の推測ですが、おそらくポールはリンダと出逢わなくても、シンシアとは結婚していなかったと思います。
それでは、その結論に至るまでの考察を書いていきます。(まあ結局のところは、当時のポールとシンシアの心理や感情は、当時の2人にしか分からないのですが。)
考察①ジョンにホレた者同士だったから?
ポールの場合は、別に彼が同性愛者で、ジョンに恋愛感情を抱いていたという意味ではありません。むしろ女好きなポールのことなので、それはないと思います笑
ポールはジョンをカッコイイと思っていた、憧れていた、という意味です。
ティーン・エイジャーだった頃のポールが初めてジョンの姿を見たのは、ジョンが屋外でクールにギターを弾いているところでした。当時のポールはそんなジョンを見て「カッコイイ!」と思ったそうです。
またポールは、ジョンの破天荒な性格やカリスマ性に、嫉妬しつつも憧れ、尊敬していたことでしょう。(憧れや尊敬の気持ちを持っていなければ、同じバンド内で活躍することなどほぼ不可能だからです。)
ジョンに対しての複雑な気持ちはあったでしょうが、そういうことも全部ひっくるめて、ポールはジョンにホレていたのです。(またジョンも、そういう意味でポールにホレていたでしょう。)
そしてシンシアの場合は、文字どおりジョンにホレていました。女として、恋人として妻として、という意味です。
もちろんポールと同じように、ジョンを「カッコイイ!」と思い憧れていたでしょうが、ポールとは違い、そこに恋愛感情が入ってきています。
まあ難しく説明しなくとも、ポールがジョンに「ホレている」のと、シンシアがジョンに「ホレている」のは違うということは、分かってもらえると思いますが。
ポールもシンシアも、動機や性別は違えどジョンにホレた者同士です。そんな2人が恋愛感情を持ち合うのが不可能なのは、もしかしたら当然なのかもしれません。
考察②ポールもシンシアも、気持ちの整理がついていなかったから?
ポールは、ビートルズ解散という大きな宝の破滅を目前にしていた時期と、婚約者のジェーンとの破局というショックを受けていた時期がおそらく重なっていたでしょうから、本気で誰かとの結婚を考える余裕がなかったのではないか、と考えました。
一方のシンシアはジョンとの離婚騒動が起きたばかりで、まだジョンのことが忘れられなかった or 男性をあまり信じられなくなっていたのではないでしょうか。
この考察②が妥当ではないかと、自分の中では思っています。1番ありえそうだし、2人らしい原因じゃないかな、と。
短い考察でしたが、私が考えたのは以上のようなことです。なので、「ポールはシンシアとは結婚しなかっただろう」という、自分なりの結論に至りました。
一応これで「ポールとシンシアの結婚しなかった問題(なんだそれ笑)」は解決(?)しましたが、あまりに短いので、ポールとシンシアのことについて、もう少し書きます。
<オマケ>
そう言えば、「シンシアがポールと再婚する気にならなかったことを不思議に思ったのはなぜか」ということは書いていなかったので(ややこしい笑)、下に書きます。
それはズバリ、シンシアがジョンとの離婚後、幾人かの男性と再婚しているからです。
はじめはジョンのことが忘れられないからポールと再婚しなかったのかな…それとも男が信用できなくなってたのかな…などと考えていたのですが、ジョンとはまったく違うタイプ(だと思われる)男性と再婚していたということを知りました。
だから、なぜずっと前からシンシアによくしてくれたり、ジュリアンの面倒を見てくれたりしたポールとは一緒にならなかったのかな、と不思議に思っていました。
でもこの記事を書いていると、その理由は何となく分かってきました。さっきも書いたように、ポールとシンシアはジョンにホレた者同士だからだと思います。シンシアの再婚相手は、別にジョンにホレているわけではありませんからね。
そう考えると、仲のいいポールとシンシアでも一緒にならなかった(ある意味、「なれなかった」のかもしれない)わけが何となく分かって、自分で考えたことに妙に納得してしまいました笑
それから、もう1つオマケ。
ポールとシンシアが結婚しなかったのには納得がいきましたが、やはり私個人として、この2人はお似合いだなあ、と思いました^ ^
それは、ポールもシンシアも、どちらかと言うと家庭を大事にするタイプだからです。
ポールは、どちらかと言うと仕事優先なジェーンとは合いませんでしたし、家庭的なリンダと結婚したし、ジュリアンと遊んであげたりと子供に付き合うの上手いし。
(ジュリアンは大人になってから「父親よりポールの方がよく一緒に遊んでくれた」と言うほど、遊んでくれていたポールの記憶あるし、
ジョンはジュリアンがまだ小さかったとき、「どうやったらそんなに子供と上手く遊べるのか、教えてくれよ」みたいなことをポールに聞いていたらしいし笑)
それから、これが「ポールは家庭的」の説明になるかは分からないけれど、ポールはビートルズ内でもよくまとめ役となってジョンたちの演奏を仕切っていたそうです。
それは「音楽活動」という仕事をこなしていたのではなく、どちらかと言えば「ビートルズ」というひとつの家庭(家族)を仕切っていたように、私には思えます。(仕切りすぎてしまったのが原因で、後期のポールはジョンたち3人の嫌われ者のような存在になってしまうのですが…泣)
シンシアも家庭的な女性で、いまで言う専業主婦ですよね。
出典は忘れてしまいましたが、シンシアの夢は「平和で平穏な家庭を築くこと」だったそうです。(結果としては、真逆になってしまいましたね…でも、それも運命なのでしょう。)
うーん、いままで書いてきたこと(2人ともジョンにホレていた、など)を全て無視して考えると、やっぱりポールとシンシアは相当のお似合いだと思います。お似合いというか、意見や理想が噛み合っていると言いますか。
あれ、何だか書けば書くほど、シンシアがいるマッカートニー家が見たくなってきたぞ。シンシア・マッカートニー。名前の響きも美しいと思います。
これは完全に余談になってしまうのですが、ジョンとジェーンも、何気にお似合いかなあと思います。2人ともどちらかと言うと仕事優先のタイプなので、意見が噛み合いそうです。
うーん、でもそうすると、ジェーンがジェーン・レノンになるのか。あんまり響きはよくないですね。
…なんか、趣旨がズレてきている笑 いけない、いけない。
ブレまくらないうちに、このへんで終わりにしときましょうか。
とにかく私が前回と今回の記事を通して書きたかったのは、ビートルズ成功の陰で起きていたひとつの家庭の悲劇と、ポールとシンシアという家庭的な人物2人の魅力です。
それが伝えられたので、もう満足です。
というわけで、さようなら!
ここまで長々とした文章を読んでくれた方、ありがとうございました。