私は常々、自分のコミュニケーション能力のへっぽこさに落ち込んでおります。

周りの人に不快感は与えないけど、何だかモヤッとした違和感を与えているようで・・・。その辺り、ちょっとした違和感なので、全然気にならない人はならないようだけれども、気になる人は気になってしまうという・・・。

 

大雑把で無神経なのかなと思いきや、常々、人に不快感を与えないように、嫌な気持ちにさせないようにと、気を付けているつもりでも、気が付けば・・・とか、うっかり・・・とかでやらかしている。そして後で気づいて酷く落ち込む・・・という。

 

そんな私が見かけた以下の記事↓

 

ADHD(注意欠如多動症)によくある【話し方の特徴3選】保育士ママが漫画でわかりやすく解説

 

ははぁ・・・。思い当たる節がある。

あり過ぎる。

 

マシンガントーク→頭の中の多動性・過集中

人の話を聞いていない→衝動性

何を話していたか忘れる→短期記憶が弱い

 

うーん、頭の中の多動性なんて、思いつかなかった。

多動性っていったら実際の行動に関する事かと思っていました。

確かに、一つの事柄を聞いてもそれに対して一気に多方面から多量の情報が、頭の中に溢れます。溢れても全てを頭の中に留め置くことが出来ないので、必要は事は一気に伝えてしまいたい気持ちに駆られます。今は抑えられますが、若い頃は、マシンガントーク気味だったことも事実です。

 

「ADHDの人は、話の流れに関係のないことを、突然しゃべり出すことがあります。人が話している間は、相手の話を聞くわけではなく、次々と自分の頭に浮かぶアイデアを、次にどう話そうか考えています。」と、書いてありました。

確かに、自分の頭の中に浮かぶ意見が勝手にどんどん湧き出ているので、相手の話を聞きつつ自分の意見をまとめている状況で、うっかり相手の話を取りこぼす部分はありました。

ただ、私の場合はその湧き出る意見は相手の話を受けてのものなので、流れに関係のない事ではありませんでした。しかし、相手の話と私側の意見の繋がりを相手が見出せていないと細々と説明する必要はありました。その辺り、説明なしでも理解してくれる人とそうでない人、両方いました。そうでない人側からすると、脈略のない話に聞こえるのでしょうね。

 

短期記憶が弱い事、これは本当に切実に痛感しています。

「夢中になって長く話し続けていると、いつの間にか、自分が最初に話していたことを忘れてしまうのです。長時間、人の話を集中して聞き続けることも、もともと苦手です。そして、どんなに真面目に話を聞いていても、短期記憶に支障があるため、覚えられない人もいるのです。」と書かれていました。

 

これは若い頃、本当に困っていました。何しろ、自分の意見を述べている最中でどこに帰結するのか、相手の質問や意見が何であったかを忘れてしまうんです。

結局は尻切れトンボのように終わってしまい、相手から白い目で見られる。

 

 

私はそもそも、発達障害であるとかADHDであるとかの診断を受けたことがありません。受けようと思ったことはありますが、大人になってからではよほどでなければ、判断がつかないとカウンセラーの方に留意されたからです。

でも、私の家系はちょっと変わっていると周りに評されるので、グレーゾーンなのか、恐らくその方面でなにかあるのだろうなとは、感じています。

 

発達障害であるにしろ、無しにしろ、私の場合は経験を積み重ねることで、自分の行動を変化させることで、多少は変わってきました。

 

マシンガントークは自分の話したい気持ちと相手に理解して欲しい気持ちを抑えて、最低限の意見を言う。そもそも、自分の全力を尽くして話したとしても、理解される事があるだろうかと考えて、必要最低限で。

相手の話す話に対して、自分の頭の中に溢れ出る意見や情報も無視したり、最低限で。話している相手は、こちらの意見や情報なんて希望していないもあるので。相手の様子を見極めて、相手が何を欲しているかに対しての対応をとることで相手は満足する。

結局は、相手に対して過度に期待しない、諦めたり、少し引いたりして本気で話さない事で改善させました。何だか少し寂しいですが、変なもの扱いや会話が出来ない人間扱いされるより100倍マシですので。

 

短期記憶に関しては、本当に困っていました。

でも、諦めないで覚えていられるように努め、周囲の評によると改善はされたようです。私の場合、苦手ですが出来ない事ではありませんでした。かなり時間を要しましたが。

 

はたから見て些細な事でも、本人にとっては苦しい事も沢山あります。

ADHDの人でも発達障害の人でも、そうでなくても、心のつかえが晴れて、心地よく過ごせるといいなと思います。