ピープルを職務にあおるものは何かというワークモチベーションの問題が、企業経営の中枢的なテーマとして認識されるようになったのは、云うほどいつかの話ではありません。
とはいえ、今この問題に無気力な経営者はいないし、労働者たちにとっても、自分のキャリアを考慮するうえでこれほどまでに本質的なテーマはないと言っても過言ではない。
そんなら、その応えがしっかりと見出されているかと言えば、２１世紀を迎えた現世においても、なお探索の渦中にあって、組織心理学や経営行動科学の調査主題としてその論理は日に日に絶えず進歩していると言う他はない。
ですから、企業事業者は社員の勤める要因や源についていうならば仮説をもって臨むことになり、また働く一人の人間の仕事への意欲ややる気について充分に把握することも、さらに、自在にコントロールすることも不可能なのである。
行動科学を依拠する論理的な討究やインターネットで「やる気」に関する苦痛の相談などのビジネスがあり、仕事への気力作業動機という至って重大なテーマであることが窺える。
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職業に関与する人全員にとって、ボクをふりかえる機会は無くてはならないのである。