少し前までの私といえば、自分でも手がつけられないほど
人間としての終わりまで時速３００キロで加速していた。
酒を飲んでは大暴れ、浮気、自Ｏ行為、、
要するに最近風で言うとめんへらアル中くそびっちだったのである。
原因は何だかわからない。
超絶ブラックでのモラハラセクハラサービス徹夜、上司からの金貸してくれとか。
そのあと務めた、会社での超激重ノルマのせいなのか。。
きかっけは、上司に強引に連れて行かれたメンタルクリニック。
即休業。それをきっかけに、爆発したのだと思う。
仕事をするだけが自分の存在価値だと思っていた。
営業会社に勤め、数字もそれなりに残した。
なのに、働けなくなった。
気持ちの問題だろとか、
そういう言葉は巨人の星の主人公かはだしのゲンにでもかけてほしい。
働けなくなった。そのショックは私を激震させ、
私のわずかに築き上げた足元の地面を崩しさるには十分だった。
もともと、１７歳から一人で生きてきた。
人生詰まれば死ねばいいがモットー。
人に迷惑をかけなければいい。そんな生き方の私は、
地面から崩れ落ち、周りの人々が張ってくれたセーフティネットの上に落ちた時、
もがき、ネットを破ろうとやけを起こした。
自分にセーフティネットがあること自体が信じられなかった。
だから、じぶんがそれに値する人間ではないことを証明しようとした。
今思えば、、実に病的だった。
自分で死ぬとかそんなことは考えなかった。
ただ、みんなに見捨ててほしくて、自滅行動に走った。
婚約者のりーさんとは、そのちょっと前から付き合い始めていた。
りーさんはその時大半が海の上で連絡すらまともに取れなかった。
どんどん荒れていく私に困惑したりーさんと
初めての大げんかの後、結婚を申し込まれた。
本当にほっといたらいなくなると思われたらしい、
そして、とても、こんな私を必要だと思ってくれたとのこと。
都合がいいと思われるかもしれないが、
一目会ったときから結婚するのはこの人と決めていた。
だから結婚することになった。
その後、退職し、地元に帰ってき、今月からやっと同棲が始まった。
来月は結婚式だ、ハネムーンはスペイン９日間。
私の人生じゃないみたいに、物事は進んでいく。
こんな人生は、もっと普通の女の子が歩む人生なんじゃないかと焦った。
知人には、お前なんかがそんな風になるのは
リーさんがかわいそうだ、金目当てだろとも言われた。
でも、りーさんは、私の汚いところ、浮気したこと、精神的に変なとこ
全部いいよと言ってくれた。
大丈夫だよ、今まで一人でさみしかったね。
俺も一人でさみしかったよ、
これからは二人で、幸せになろうね、
うさ子がなんて言おうと、俺にはうさ子が必要です。って
だから、もう一人の人生じゃないから、
私は人間にならなきゃいけないのです。
普通の女の子になりたいのです。
なるのです。
そんな私の奮闘記！とかいいながら、
リア充ぽい記事を書くために動く（私は出不精）→イメージした自分になる。
という、浅はかな作戦です。
いいのです、ばかだから。
幸せになるから、あなたと。
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登場人猫
うさ子（現２３歳）：最近セーラームーン見て泣いたからうさ子。双極性障害ⅱ型、出不精
りーさん（現２９歳）：ブルース・リーが好きだからリーさん。プロレス、バイク、Ｂ級映画が大好き。マイワールドを所持している人、船乗り
しろくま（現７歳）：しろくておおきい青い眼をしたおっさん猫。
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