OVER the 1000

OVER the 1000

会社を辞めて次の仕事が始まるまでに、
兄の形見の自転車使って自転車1000キロ旅行を挑戦する記録のブログ。

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畑だらけの平らな長い道を歩いていたら、立ってるのもやっとなくらい地面が揺れだして、
一緒にいた人と"こりゃヤベー"と騒いでいたら、地平線の方に見える山から赤いマグマが噴出す。


『富士山が噴火した~!!』


ってところで、眼が覚める。


筋肉痛も酷かったけど、精神的にもゴチャゴチャしていたみたい。
そんな夢の後に起きました。


この後もう一回寝たら、
虹の上を自転車漕いでるって言うメルヘンな夢も見ました。

ただ、虹の放物線を上っているところだったので、
景色は凄くメルヘンだけど必死に自転車を漕いでいる自分って夢でした。


こんな2つの夢で、自分が疲れてるんだか楽しんでるんだか、
よく分からん朝を迎えた金曜日。

予想していたよりも筋肉痛がひどくなかった、本庄(埼玉)~世田谷(東京)の帰り道。

道のりは変わらずweb上では85.2キロ。
早速の誤算で15時発になってしまったけど、往路よりタイムを縮めるのを目標にスタート。


●美里(本庄)~寄居
出発が遅れたせいで細い歩道に広がる学生が多く加速が出来ない。
だけど、よく考えたら昨晩は意外と道が暗くて加速できなかったから
行きよりは早く移動。平均18キロくらい。


●寄居~小川
山道突入。昨日よりは疲れてないとはいえ、坂道は坂道。
けど、やっぱり明るいからスピードが出せる。
谷の川沿いにサクラが咲いていて、その根元には菜の花という景色が、何箇所かあって気持ちよし。
下り坂も恐れず最高速に挑戦して楽しく通過。


●小川~嵐山
教訓をいかして、飲み物は切らさないようにとコンビニに寄ってたら、
エージェントから電話がきて、状況を話したら面白がってもらえる。
今後の面談ではマイナスかもだけど、ま楽しそうだったからOK。

昨晩の苦労を振り返る間もなく、アレ?ってくらいに簡単に山道通過。


●嵐山~東松山
丁度昨日と同じような時間帯に通過することになったから、あまり変化も無くつまらなかったエリア。
ひたすらタイム短縮を目指して力走。
姿勢に飽きてちょっと前傾姿勢にも挑戦してみるほど余裕!


●東松山~川越市
どうやら全体的には下り気味な道が多いみたいで、
景色を眺めながら"こりゃ楽だな"と加速してたら、前輪パンク!

"しょうがない直すか"と荷物見たらパンク修理の道具が足りず愕然。
周りを見ても、畑と廃材置き場くらいしか目に付かない。


少しでも、症状を悪化させないように前輪を持ち上げて歩いて、
手当たり次第に相談。

車検屋で
『自転車屋は、半径2キロは無いよ』
タイヤ館で
『いや~、うちは自転車のタイヤはねぇ~』
んで3件目。


自動車の修理工場で
『この辺じゃ直せないから、直してやるよ』
って言われて喜んでたら、
『ん?なんだこれ?こんなんわかんねーよ。ゴメン』
といわれて振り出しに。


途方にくれて歩きながらNAVITIME。
カテゴリー検索で唯一見つけた"オノデラスポーツ"という店。
諦め半分でTEL。
自『自転車のパンク修理ってやってますか?』
店『やってるよ』
自『バルブが海外の奴でも、平気ですか?』
(さっきの前例もあったのでまだ不安)
店『ど~れだっていっしょだよ~♪』
(何故か音階つき)
適当な感じが、かなり心配だったけど18時を過ぎてたから、
他の当てを探す時間もなさそうで、2キロ歩いて向かう。


完全に日没して、真っ暗な道を歩き続けて30分。

名前から想像してスポーツ用品店かと思っていたら、
バイクとママチャリ売ってる店だったわ、
息子さんが最近自転車ハマッてるらしくて詳しいわで、頼もしい。


チューブの交換が必要な症状だと分かったら、
普段は在庫してないチューブが1個だけあるという偶然。
(他のお客さん用に取り寄せたのが、一つ残ってたらしい)


そして、実家が製材所という近似点で話も盛り上る。
修理が終わった後も、道を教えてもらったり、反射ステッカーをくれたり。
なんだか一気に"旅の出会い"気分。


でも記録としては2時間ロス。


●川越市~和光市
元より走りやすい地域だったから、がんがん加速。
オノデラさんのおかげで、心あったかくなっていたけど、

疲労感のせいか若干イライラしていたみたいで、
すれ違う自転車がライト点けて無くてぶつかりそうだった時に、
『ライト点いてなきゃ見えねーっつうの!』
って思うだけのつもりだったのに口に出てて驚いた。


平均22キロで走っていた、21時ごろ。


●和光市~世田谷
時間が遅いせいで昨日よりも自転車や歩行者が少なくて道は楽。
川越辺りから休憩なしだったせいか、
手のひらと指先がハンドルで圧迫されて、正座した足みたいに痺れ続ける。
"やっぱグローブって必要なんだな"
と実感しながら無事帰宅。


⇒結果
走行距離90キロ記録。
(行きは100キロだったのに)
所要時間は約6時間。
(行きと大きな差はなし)
平均時速は16キロ(計算は合わないけど、そう表示されてた)
休憩は途中コンビニで5回。計20分。
筋肉痛とは別で、右足のアキレス腱が痛い。


⇒教訓
パンク修理道具はキチンと確認する。
タイヤ館はやっぱり自動車用。
グローブが無いと、痛いじゃなくて痺れてくる。
長距離漕いでると、サドルをもっと高くしたくなる。
待ち乗り用タイヤで、長距離走るメリットはあんまり無い。


でも1日100キロを続けるのは、結構平気そうだな。
後は、荷物の問題だけ。

チラッと埼玉の工場(在籍していた会社の)へ行く用事を作ったので、
自転車で行ってきた、行きの木曜の日記。


道のり紹介。
(出発・到着位置は若干ずらしてありますけど、ほぼ誤差なし)
地図リンク(経堂~美里)

"時速10キロってことは無いだろ"なんて、根拠無しの自信で、
予想時間8時間半を
"4時間で行ってやる"なんて思えたのは、なぜだったんだろ。


まぁとにかく、会社定時の17時前後を狙って、13時半出発。
そのタイミングで会社からの電話。


その連絡で17時までに到着できれば、
会社からの餞別という名の金一封が手渡しでもらえるって事になって、
"賞金みたいだ!"とやる気アップ。


そんなスタートから始まりました。
ちなみに装備が不完全なので、ほぼ歩道で走ってます。


●世田谷~和光市
見慣れた環八をひたすら北上。
何の問題も無いけど、
相変わらず荻窪んとこの線路を越えるのが、ものすごく面倒。
一番迂回しないといけなくなるから嫌い。
平均17キロ程度で快走。


●和光市~川越市
自転車の数が減って、加速しやすかった。
川越街道は中央分離帯にサクラ、路肩に菜の花で季節感があって気持ちよい。

r0-caさんのブログ

平均25キロ程度で快走。
この頃は、まだ間に合うんじゃないかと思っている15時前。


●川越市~東松山
緩やかで長いアップダウンが続くけど、問題なし。
前方180度が、地平線が見えるくらい見渡す限り畑。
たまに菜の花が群生。でも楽しむ余裕も無くなりだして、
"全然間にあわねーなコレ"と思い出す16時ごろ。
平均は20キロ程度。


●東松山~嵐山
国道の車線が大きい箇所が多いから、車道で加速。
まだまだ疲れはなし。
事故が多いのか、ガラスの破片が結構落ちてて避けるのに神経使う。
"日没までには着いてやる"と平均30キロ近くで走れたエリア。


●嵐山~小川
地名どおりのまさかの山道。
降りの時は40キロ位出るような傾斜をアップダウン。
日没前だったとは思うけど、周りの山のせいで暗くなりだす。
この辺で、久しぶりに空腹感でなくてエネルギー不足を感じて間食。
どっぷり疲労感。東部東上線が"池袋行き"って走ってるのみて、
結構帰りたくなった。
降りて自転車を引くようなことは無かったけど、
今日は、どっかに泊まろうと考え出す18時ごろ。
平均時速12キロくらい。


●小川~寄居
引き続き山道。そして日没。真っ暗です。ホント真っ暗。
何で?と思うくらい道路沿いの街灯がない。
待ち乗り用のライトしか付いてない自転車だと、
真っ暗な空間で、2m先位に約1mの円形でしか路面が見えない。
それ以外は真っ暗。
車も2分おきくらいで1台ずつしか通らない。
道が見えない恐怖感で下り坂でも加速が出来ず15キロ。
上り坂では徒歩と変わらん位の7キロ。


そんなテンションガタ落ちの中、
前方から白い布が、はためきながら近づいてくるのが見えてきて、、
"うわぁ、何アレ気色ワルっ"って思ったら、
そんな真っ暗な山道を、
疲れすぎて前後でなく左右に手を振って走ってる、
ダボダボな白ジャージのおっさん。
なかなか怖かった。大体この頃19時前


●寄居~美里
やっと夜景というか、町の明かりが見えてきて感動。

r0-caさんのブログ

やっと光があるトコを走れる安心感で快走と思っていたら、
昼間は平地で30キロ近くで漕げていたのに、
同じようで漕いでるつもりでも16キロくらいしか出てなくて、
疲労を実感した辺りで無事到着。因みに19時半ごろ。


⇒結果
走行距離100キロ記録。
(webでは85.2キロとでてたのに)
所要時間は約6時間。
平均時速は15.7キロ(計算は合わないけど、そう表示されてた)
休憩は途中コンビニで4回。計20分。


⇒教訓
やっぱり夜はダメ。寒い、暗いで持ち物が増える。
のどってよりも口の中が乾いたようで、
到着後飯食べたら口内上部が全体的に荒れてた。
水分補給は、のどの渇きだけが基準にならないみたい。


さーて、"Over the 1000"一日100キロで計画していたけど、
大丈夫そかな?

今回の旅の相方を紹介。


LOUIS GARNEAU DW3

(前後サス付き ディスクブレーキ)
r0-caさんのブログ

なにせもらい物なんで、詳しいことは勉強中。

多分2005年頃のモデルなんかな?