4/30~5/3まで青山円形劇場にて上演されていた「英雄のうた」
日程的に「この日しか無理!」って日のチケットを運良くget。
初日で、しかも最前列という美味しい位置にて観劇してまいりました。
【出演】
☆大山真志:ナポレオン・ボナパルト
☆林剛史 :庭師
☆小林且弥:コック
☆鎌苅健太:道化師
実は。ひでおのブログもほとんど読まず、
ナポレオンについてもまったく勉強せず…
一緒に観た友人からの事前情報のみでの臨んだのですが。
いやーーー。
円形劇場好き!
4人芝居サイコー!!
ってのが、率直な感想(*´▽`*)
・・・・・(;´д`)
嘘です。
本当は、
道化師。。
ちくしょーーーっ道化師め。。。(-"-;)
ってのが本当に率直な感想。
今回、ケンケンこと鎌苅健太さんのみお初な役者さん。
映像とか雑誌では何度も観たことあるけれど、
実際どんな演技をするのか、
どういう出で立ちなのか。
本当に興味がありました。
で、実際観たら…
なんでしょう。あの麗しさ。
道化師という役回りもあったんだろうけども、
指先と足先まで整っているというか…
しなやかな指先と軽やかな足さばき。
まるでバレエのステップを踏んでいるかのような動きが本当に多くって。
とにかく良い意味で動きが奇妙で不気味で本当に
「なんなの、この人…」って感じでした。
でで。
この道化師。
ナポレオンとほぼ行動を共にしていたのですが。
どっしり構えるナポレオンに対してちょこまか動く道化師。
逆に感情の起伏の激しいナポレオンと、あくまで冷静な道化師。
なんかこの対比が面白かったです。
あとナポレオンに「冗談を言え!」って言われて、
そのまま本当に冗談を言う道化師(笑)
その内容がねー、本当にねー、めちゃめちゃヒワイでねぇ…。
「その顔でそんなこと言うの???!Σ(・ω・ノ)ノ」
ってなチョイスで、そこもまた良かった(笑)
エスプリね、エスプリ。
てかねー。
とにかく道化師にハマっちゃって…。
あやうくLINEのアイコンを道化師にするところでしたよ。。。
寸前で踏みとどまりましたけど(;´д`)
友人にも「ここまで他の人にハマったの初めて見た」と言われるくらい(笑)
でも、家に帰って雑誌を見てみたものの
「ん?なんか違う?」って自分で思ったから、
とにかく「道化師」としての鎌苅健太さんが好きだった模様。
って、ココまでケンケンの感想しか書いてないな…
お話自体は1時間20分と割りと短め。
円形だとそれが限界なのかな~。
「こころ」も1時間半弱?だったし。
そのなかでほぼ出ずっぱりな真志。
歌って動き回ってゴロンゴロンするもんだから、
後半はかなり汗かいてたなぁ…
でもやっぱり歌声は本当に素敵。
円形だと距離が近い分、お腹に響くというか…。
ダイレクトに身体に伝わってくる感じがしました。
真志の歌声、本当に良いなぁ…。
「道化師…道化師め。。(;´д`)」とつぶやく私の横で、
友人は「真志…真志め。。(-"-;)」とひたすらつぶやいておりました(笑)
ラスト近くで髪をかき上げながら帽子をかぶり直すシーンがあるのだけど、
その仕草と表情がめちゃめちゃセクシーだった~(*´艸`)
ちょうどこちらを向きながらだったもんだから…ドキっとしたよね、うん。
このナポレオン。
自分ではまだまだ若いと思っているけど、
実は死がすぐそこまで迫ってきていて。
51歳だったかな?
「さすがの真志でもこの年齢は…」と思っていたのですが、
いやー途中本当に「この子いくつだっけ??」って悩んじゃうくらい
年老いてみえたりもしたな。。
この前観た『ダルマ』でもそれくらいの年齢設定の役を演じていたけど…
うん。誤解を恐れずに言わせてもらうと、普通のおじさんだった。
三十代の良大くんが楽しみなように、
真志の今後も本当に楽しみだな~(*´▽`*)
そして、アラサーなコバカツさんと林さん。
グラつきそうになる真志をしっかり支えていたな~って印象。
ケンケン演ずる道化師が実は死神だったって判明した後のシーンで、
このふたりには道化師の姿が見えないからひたすら、
「ココか~っ( ゚∀゚)ノ゙」って言いながらそこらじゅうをパンチするのだけれど。
暗転直前にコバカツさんがこっちを向いて、
「ココか~?」って言ったのが本当に
可愛くって。。。
笑っちゃいけないんだけど、ツボに入って大変だった( ´艸`)
コック姿も背格好と相まって、本当にかっこ良かったな~。
そしてコバカツさんの長い股越しに観た
真志の姿が忘れられない…(*´ω`*)
あ。
日替わりであったらしいシーンをまとめ...φ(・ェ・o)
~道化師さんの戯れ~
道:今日はどなたを観にいらしたのですか?
客:林さん(*´・д・)
会場、微妙な笑い
道:ん?その回答で良いんですか??
さぁ、今日はどなたを…?
客:(無言で道化師を指す)
道:ん??遠慮しなくていいんですよ?
ほら、名前は?
客:(;´д`)
(下を向きながら、とにかくケンケンを…)
道:えええぇ??!Σ(・ω・ノ)ノもしや名前を知らない…
客:(申し訳なさそうにうなずく)
会場、大爆笑
一連のこの流れですが、割と近くの席で繰り広げられていたので
両方の表情が良く見えたのですが、
「分からない」って判明した時のケンケンがとにかく可愛かった(*´▽`*)
~庭師の戸惑い~
林さん演ずる庭師が客席でどこから観に来たのか尋ねるシーン。
庭師:今日はどちらからいらっしゃいました?
客①:群馬
庭師:まぁ、わざわざ遠方からどうも…
(反対側のお客さんへ)今日はどちらから…?
と、もう少し近郊から来ているであろうと予想した庭師。
しかし返ってきた答えは、
客②:三重…(苦笑)
庭師:み、三重ぇっ??!(笑)
まぁ、本当に遠くから・・・
まぁね、連休だったしね。
そういう可能性も多々あるよね、うん。
~アフタートーク~
1回目のカーテンコール終了後だっけ?
4人がわちゃわちゃと現れて、真ん中のテーブルに座り。
「ん?何が始まるの?」と思っていたら、
ふっつーに楽屋にいるかのような会話が(笑)
「オレ、この姿で素になるのなんかイヤ(-"-;)」と言うケンケン。
まぁ、確かにね(笑)
で、さっきの道化師の戯れシーンの話題へ。
話しかけたお客さんのもとへ近寄るケンケン。
ケ:林さんのどこが好きなんですか?
客:う、馬顔が…
う、馬顔?Σ(゚ω゚;)
キャストを含む会場全体、大爆笑。
ってか、最初「真顔」って聞こえて、それもどうかと思ってたら
「馬顔」って(笑)
それに「にんじんくれやー!」って返した林さん、GJ∑d(`・д・´。)(笑)
てかね。
関西人がふたり(林さんとケンケン)いると、トークが盛り上がるんだね。
道化師の衣装のまま、関西弁を話すケンケンが異様で奇妙で可愛かった(笑)
そんなこんなで。
時間とお金とチケットが許すのであれば、もう1回は観たかった作品かな。
円形だし、観る位置聴く位置によって、全然印象が変わる気がする。
再演しないかな~、と密かに期待。
なんだかんだと大山くんの舞台、結構観てるな~。
次は「弱ペダ」の田所センパイであることを願いますよっ。
あ、ぴろちゃんも観に来てました(*´▽`*)
「真志の初日なのにオレが緊張するよー」ってつぶやいてた(*´艸`)